登録販売者試験─試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)

第3章 主な医薬品とその作用

作成日付:20/07/16
更新日付:22/04/21

 


XI歯や口中に用いる薬

2口内炎用薬

2)相互作用、受診勧奨

 
XI歯や口中に用いる薬
 

2口内炎用薬
口内炎用薬は、口内炎、舌炎の緩和を目的として口腔内局所に適用される外用薬である。口内炎や舌炎は、いずれも口腔粘膜に生じる炎症で、代表的な口腔疾患である。
口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。
発生の仕組みは必ずしも解明されていないが、

  • 栄養摂取の偏り
  • ストレスや睡眠不足
  • 唾液分泌の低下
  • 口腔内の不衛生

などが要因となって生じることが多いとされる。
また、疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用として口内炎を生じる場合もある。

 

2)相互作用、受診勧奨

 

 

【相互作用】
口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。
内服して用いる漢方処方製剤における相互作用に関する一般的な事項については、ⅩⅣ(漢方処方製剤・生薬製剤)を参照して問題作成のこと。
 
 

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