「第2回 日露平和条約締結促進国民大会」を開催しました | 一水会活動最新情報!

「第2回 日露平和条約締結促進国民大会」を開催しました

12月6日、ホテルサンルート高田馬場・大会議室において、「第2回 日露平和条約締結促進国民大会」を開催しました。

当日は、国会開催中でありましたが、本大会の主旨に賛同する現職国会議員3名が出席され、基調の挨拶を行ないました。

国会議員の方々をはじめ、全国各地からたいへん多くの方にご参加いただきました。会場は100名近くの方にお集まり頂き、昨年に続き、国民の意識の高さを感じることができました。
 
大会は日本国、ロシア連邦両国の国歌の演奏が行なわれ、開式となりました。
 
続いて、来賓の方々より、基調の挨拶をいただきました。

 



自由民主党参議院議員の丸山和也氏、同党衆議院議員の鈴木貴子氏、同党参議院議員西田昌司氏、元財務副大臣の小林興起氏、駐日ロシア連邦大使館員のアレクサンドル・コサチョフ氏、作家の鈴木邦男氏、市民活動家の西村修平氏から、日露関係をより深めるために何が重要なのかについて、それぞれの立場から貴重なお話を頂き、加えて、日露交流を続ける弊会への激励も頂きました。そして最後に弊会の木村三浩代表からは、日露平和条約の締結が「対米自立」、「ヤルタ・ポツダム体制打破」の第一歩に繋がることを改めて訴え、これからも実現にむけ、更なる活動に注力していくことを来場者の前で誓いました。

 

自由民主党参議院議員の丸山和也氏

 

自民党衆議院議員の鈴木貴子氏

 

自民党参議院議員西田昌司氏

 

元財務副大臣の小林興起氏


ロシア連邦大使館員のアレクサンドル・コサチョフ氏

 

 

作家の鈴木邦男氏

 

市民活動家の西村修平氏

 


一水会 木村三浩代表

 

 また、山梨学院大学名誉教授のコンスタンチン・サルキソフ氏、日露友好議員連盟事務局長・民進党の白眞勲参議院議員、元防衛大臣の久間章生氏からは、「第2回日露平和条約締結促進国民大会」開催に向けたメッセージが寄せられました。
 
 その後、大会決議文案が読み上げられ、満場一致の拍手で採択されました。
 
 日露平和条約締結促進国民大会決議文(案)

 戦後七十数年が経っているにも拘らず、日本国とロシア連邦国との間には、平和友好条約が未だに存在していない。この状況を日本政府首脳は、「平和条約がない異常な状態に終止符を打たなくてはならない」と公式に表明し、前向きな姿勢で臨んでいる。しかし、その機運を醸成しようと務めていない。これは一種の政治家の怠慢ではないのか。
 そもそも米ソ冷戦期の終了以降、今日に至るまでロシアとの関係改善が一歩も進まなかったのは、我が国における自主外交の方針を決定しようとする意志が皆無であったからに他ならない。徒に対米従属を続けてきていることは許されないことのだ。まさに、日本の自主的な主権外交を取り戻す証こそが、日露平和条約の締結にあるといってよい。また、これは戦後体制の打破、領土問題の解決にもつながるのである。我々はこの機運を国民全体に大いに盛り上げるため、活動を展開し、この姿勢を持つ人々との協力を惜しまないものである。
 就いては、日露関係に関する我が国の国益を守る立場から、今後の日露交渉において以下の内容を実現するよう、本国民大会は我が国政府に要求するものである。

一 日露平和条約締結に伴う北方領土の返還を速やかに実現し、極東アジアの安全保 障上の安定を期すことを求める。
一 現在日本政府が欧米諸国に同調して実施しているクリミアのロシア帰属問題での対ロシア経済制裁を、他国に先駆けて解除することを求める。
一 昨今の政府首脳による対ロ関係改善に理解を示し、この状況をさらに前進させ、クリミアのロシアへの帰属を承認するとともに、この状況での日露平和条約締結を実施することを強く求める。

以上三項目についてここに決議する。

平成二十九年十二月六日
日露平和条約締結促進国民大会運営委員会 
 
 2次会(忘年会ならぬ“望年会”)は50名弱の方が参加され、大盛況でした。

 大会の模様は、新年1月1日発行の「レコンキスタ」464号に掲載される予定です。