北朝鮮、ICBM開発成功か? 今週末 一水会フォーラムで最新の情勢を分析
7月4日朝に北朝鮮・西岸の亀城(クソン)から発射された弾道ミサイルは、約40分間飛行したのち日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下しました。北朝鮮によるミサイル発射は今年に入ってから11回目。6月以降は週一回のペースです。
北朝鮮の国営放送、朝鮮中央テレビは、午後3時半から「重大発表」と題した緊急放送を行ない、今回のミサイル発射について、「2870キロ以上の高度で39分間飛行した。いかなる地域も撃破できる国防力を持つ国になった」と発表。最長で米・アラスカ州周辺まで到達する可能性もある、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に成功したことを宣言したのです。
朝鮮中央テレビの重大発表
さらに翌5日、朝鮮中央テレビは、金正恩委員長が「ミサイル発射は米国独立記念日のプレゼントだ」と述べたと放送。これに対し米・ABCテレビは、「北朝鮮のICBM発射は米国に対するこれまでで最も危険な挑発」と強く反発しています。
7月4日、安倍首相は会見を行ない、「度重なる国際社会の警告を無視するもので、更に脅威が増したことを明確に示すもの」と述べました。さらに、「今後、強固な日米同盟の下、高度な警戒態勢を維持しながら、国民の安全を確保するために万全を尽くしていく」と語りました。
北朝鮮に対しては、米国の力を借りずとも日本政府は独立国家としての立場で、北朝鮮政府と直接交渉を行なうべきです。今後、米韓と北朝鮮のあいだで混乱、衝突が生じれば、日本も北朝鮮の攻撃対象になる可能性が大いにあるのです。激変する国際情勢を見誤ることなく、国益を守る先見性と発信力を示すことが、独立国家としての日本に求められているのではないでしょうか。
トランプ大統領は自身のツイッターで金正恩委員長に対し、「この男は、もっとほかにやることはないのか」と、呆れた様子でつぶやいています。まさしく北朝鮮、そして金正恩委員長の動きが”予測不能”な中、冷静に読み説き対応していく姿勢が、世界各国に求められているのです。
7月7日(金)の「一水会フォーラム」では、緊張が高まる北朝鮮の国内情勢について、毎日新聞社部長委員の鈴木琢磨先生にご講演をいただきます。
第183回 一水会フォーラム
日時:平成29年7月7日(金)18:00受付開始
講師:鈴木琢磨 先生(毎日新聞社部長委員)
演題:「最新の朝鮮半島情勢」
18:30~ 一水会活動報告
19:00~ 講演開始
講演終了後 質疑応答
会場:ホテル サンルート高田馬場 三階会議室
(高田馬場駅早稲田口下車) 徒歩1分
完全予約制 一般 2,000円 学生 1,000円
お申し込みは一水会事務局まで。皆様どうぞふるってご参加下さい。
(お申込み、詳細はこちら)