村上正邦氏が安倍政権を叱る!~国家国民守る政策を実行せよ~ | 一水会活動最新情報!

村上正邦氏が安倍政権を叱る!~国家国民守る政策を実行せよ~

6月9日、天皇陛下の譲位を実現する特例法が参議院本会議で可決・成立した。今後は、譲位後を支える組織づくりなどが検討されるという。

 

元自民党参議院議員会長の村上正邦氏が、6月6日更新のブログ「不惜身命」でこの問題について述べている。

 


天皇陛下の即位十年をお祝いする式典で実行委員長を務めた村上氏は、ご高齢になってからもお努めを誠実に果たされている天皇陛下の譲位をかなえて差し上げたいという思いで国会・内閣が方策を進めてきたことは喜ばしいと語ったうえで、次のように述べている。


「わが国の君主は天皇お一人であるのは当然のことです。そのうえで、皇位を退かれた上皇さまも高い権威をお持ちになるのはごく自然なことです。上皇さまに権威を感じないとしたら、それはもはや日本人ではありません。安倍首相をはじめとする政府の人々は、上皇となられる陛下の権威を損なわず、また、上皇としてのご活動についてのご希望を妨げることのないよう、誠実にお仕えしてほしいと思います。皇室には現在、皇太子殿下、秋篠宮殿下の次の世代の男性皇族は、秋篠宮家のご長男、悠仁親王殿下しかおられません。皇統を安泰ならしめることが国家の最重要事となっています。その際、初代の神武天皇から今上陛下にいたるまで、お一人の例外もなく、男系で皇位が繋がれてきたという大原則を踏まえなければなりません。男系の継承こそ、日本における皇位継承の最大の原則です。この原則を破って女系継承を認めれば、歴代の天皇さまのお考えと異なることになりますし、国民の尊崇の念が失われることになってしまいます。その観点から申せば、「女性宮家」の安易な導入というものは皇位継承の大原則を損なう恐れがあるもので、極めて慎重に考えなくてはならないでしょう。参議院の果たす役割はまことに重大です。皇室問題について慎重に検討することを祈ります。
安倍首相に申し上げたいことがあります。首相が、国家の最重要事である皇室の問題について、どのようにこれから取り組んでいくのか、はっきりとご自身の所見を披露してほしいのです。はっきりと考えを示したうえで問題に取り組むことこそ、天皇陛下にお仕えする「内閣総理大臣」の職責を全うする道であります。」


また、安倍首相が加計学園問題についての説明責任を果たしていないこと、北朝鮮のミサイル発射の問題では「断固抗議する」といいながらも日本国民の危険を回避できていないこと、さらには拉致問題を解決しようとしない姿勢を厳しく批判し、国家国民を守るべく諸問題に真剣に取り組むよう、檄を飛ばしている。

 

○村上正邦ブログ「不惜身命」
http://blog.shunpunokai.com/