第172回 一水会フォーラムを開催/舛添知事、会見で調査報告書公表
昨日、舛添要一東京都知事が自身の政治資金問題についての第三者による調査結果を「調査報告書」として公表し、会見を行ないました。
「レコンキスタ」が入手した調査報告書
調査にあたったという第三者・佐々木善三弁護士、森本哲也弁護士が同席し、調査結果の説明を行ないましたが、今回の調査に対しては、舛添氏側から支払報酬を受け取っていると思われます。
その金額は明らかにされませんでしたが、公平・公正な立場であるはずの「第三者」が報酬を受け取っていたということはどういうことなのでしょうか。チェック機能がじゅうぶん果たされていたのかどうかも疑わしくなります。
また、舛添知事は会見で、私的流用が指摘された多くの疑惑について、「違法ではないが不適切だった」という表現を多用しました。違法性がなかったとしても、日本の首都・東京都のトップとしての道義的責任はある筈です。首長・政治家としての良心があるならば、潔く職を辞すべきであると、弊会は考えます。加えて、オリンピック利権を手放したくない森喜朗氏、都議会自民党・U氏といった実力者が後ろ盾となって舛添氏を支え続けていることも、大きな問題であることを指摘しておきます。
さらに昨日は、「睡眠障害」を理由に国会を欠席していた甘利明前経済再生担当大臣が約4か月ぶりに政務に復帰しました。舛添氏の問題のおかげで大きく報じられることも少なくなった甘利氏の「UR口利き問題」ですが、あっせん利得処罰法違反の容疑で告発された甘利氏ならびに元秘書は、5月31日に証拠不十分で不起訴処分となりました。果たして、東京地検特捜部による捜査は適正だったのか、今後追求していきたいところです。この件については甘利氏を告発した市民団体が検察審査会に審査を申し立てており、結果によっては強制起訴される可能性もあります。報道では、甘利氏が「第三者機関による調査を継続する」考えを示したと伝えられていますが、舛添氏のような都合の良い第三者ではなく、公正・公平な厳しい目で調査が行われることを強く望みます。
さて、弊会では昨日・6月6日(月)、第172回「一水会フォーラム」を、ホテルサンルート高田馬場会議室にて開催しました。
午後六時の受付開始よりたくさんの方々にお集まりいただき、盛況のうちに会を催せたこと、ご参加の皆様に感謝いたします。
講演に先立ち、午後6時半より、一水会の活動報告が行なわれました。事務局からは、現在発売中の「レコンキスタ」445号の紙面紹介をさせていただきました。
続いて、憂国我同会会長の山口祐二郎氏より、直近の活動報告が行われました。
去る5月26、27日に開催された伊勢志摩サミットのため来日したオバマ米大統領が、27日午後に広島・平和記念公園を訪問したのに合わせ、憂国我道会をはじめとする民族派団体も広島入りし、オバマ大統領に対して「日本に対する原爆投下を謝罪せよ」と直接訴えました。
弊会・木村代表も、直近の活動報告を行ないました。6月27日、木村代表も広島においてオバマ大統領に対して、原爆投下を謝罪するよう英語で呼びかけるとともに、今回の謝罪なき”パフォーマンス”訪問に抗議しました。
木村代表による活動報告
そして午後7時より、「日米安全保障の真実─最も防衛行政に精通した男の憂国論」と題し、元防衛事務次官の守屋武昌先生による講演が行なわれました。
講師の守屋武昌先生
防衛事務次官として防衛行政の現場に携わってきた守屋先生のお話はたいへん説得力があり、参加者にとっては、貴重な学びの機会となりました。地図やレジュメを使いながら、現在の東シナ海の領有問題、中国の安全保障、米国の中国に対する姿勢、各国の軍事力について、詳しく語っていただきました。
引き続き行われた質疑応答では、参加者から活発な質問や意見が多く出され、先生はその一つ一つに丁寧に答えて下さいました。
今月も多くの方々にご参加いただきました
本講演の詳細は「レコンキスタ」446号に掲載いたします。どうぞご期待ください。
講演終了後、恒例の二次会にも多くの方々にご参加いただき、来場者相互の親睦、交流もおこなわれ、大いに盛り上がりました。まことにありがとうございました。
次回、第173回一水会フォーラムは7月11日(月)に開催いたします。
講師は、東京財団政策研究ディレクター<外交・安全保障担当>・上席研究員の渡部恒雄先生です。テーマは「トランプ現象のアメリカの深層を考える」です。会場は同じくホテルサンルート高田馬場3階会議室です。
午後六時受付、六時半より事務局活動報告、七時より講演開始となります。弊会では衆議院議員、元官僚、ジャーナリスト、大学教員など、その現場で色々と問題提起をされている方々をお呼びし、専門性の高い実情の把握に努めていきたいと思います。その意味でも今後のフォーラムにご期待下さい。
お申し込みは一水会事務局まで
(申込みページ こちら、事前申込みをお願いします)
たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

調査にあたったという第三者・佐々木善三弁護士、森本哲也弁護士が同席し、調査結果の説明を行ないましたが、今回の調査に対しては、舛添氏側から支払報酬を受け取っていると思われます。
その金額は明らかにされませんでしたが、公平・公正な立場であるはずの「第三者」が報酬を受け取っていたということはどういうことなのでしょうか。チェック機能がじゅうぶん果たされていたのかどうかも疑わしくなります。
また、舛添知事は会見で、私的流用が指摘された多くの疑惑について、「違法ではないが不適切だった」という表現を多用しました。違法性がなかったとしても、日本の首都・東京都のトップとしての道義的責任はある筈です。首長・政治家としての良心があるならば、潔く職を辞すべきであると、弊会は考えます。加えて、オリンピック利権を手放したくない森喜朗氏、都議会自民党・U氏といった実力者が後ろ盾となって舛添氏を支え続けていることも、大きな問題であることを指摘しておきます。
さらに昨日は、「睡眠障害」を理由に国会を欠席していた甘利明前経済再生担当大臣が約4か月ぶりに政務に復帰しました。舛添氏の問題のおかげで大きく報じられることも少なくなった甘利氏の「UR口利き問題」ですが、あっせん利得処罰法違反の容疑で告発された甘利氏ならびに元秘書は、5月31日に証拠不十分で不起訴処分となりました。果たして、東京地検特捜部による捜査は適正だったのか、今後追求していきたいところです。この件については甘利氏を告発した市民団体が検察審査会に審査を申し立てており、結果によっては強制起訴される可能性もあります。報道では、甘利氏が「第三者機関による調査を継続する」考えを示したと伝えられていますが、舛添氏のような都合の良い第三者ではなく、公正・公平な厳しい目で調査が行われることを強く望みます。
さて、弊会では昨日・6月6日(月)、第172回「一水会フォーラム」を、ホテルサンルート高田馬場会議室にて開催しました。
午後六時の受付開始よりたくさんの方々にお集まりいただき、盛況のうちに会を催せたこと、ご参加の皆様に感謝いたします。
講演に先立ち、午後6時半より、一水会の活動報告が行なわれました。事務局からは、現在発売中の「レコンキスタ」445号の紙面紹介をさせていただきました。
続いて、憂国我同会会長の山口祐二郎氏より、直近の活動報告が行われました。
去る5月26、27日に開催された伊勢志摩サミットのため来日したオバマ米大統領が、27日午後に広島・平和記念公園を訪問したのに合わせ、憂国我道会をはじめとする民族派団体も広島入りし、オバマ大統領に対して「日本に対する原爆投下を謝罪せよ」と直接訴えました。
弊会・木村代表も、直近の活動報告を行ないました。6月27日、木村代表も広島においてオバマ大統領に対して、原爆投下を謝罪するよう英語で呼びかけるとともに、今回の謝罪なき”パフォーマンス”訪問に抗議しました。

そして午後7時より、「日米安全保障の真実─最も防衛行政に精通した男の憂国論」と題し、元防衛事務次官の守屋武昌先生による講演が行なわれました。

防衛事務次官として防衛行政の現場に携わってきた守屋先生のお話はたいへん説得力があり、参加者にとっては、貴重な学びの機会となりました。地図やレジュメを使いながら、現在の東シナ海の領有問題、中国の安全保障、米国の中国に対する姿勢、各国の軍事力について、詳しく語っていただきました。
引き続き行われた質疑応答では、参加者から活発な質問や意見が多く出され、先生はその一つ一つに丁寧に答えて下さいました。

本講演の詳細は「レコンキスタ」446号に掲載いたします。どうぞご期待ください。
講演終了後、恒例の二次会にも多くの方々にご参加いただき、来場者相互の親睦、交流もおこなわれ、大いに盛り上がりました。まことにありがとうございました。
次回、第173回一水会フォーラムは7月11日(月)に開催いたします。
講師は、東京財団政策研究ディレクター<外交・安全保障担当>・上席研究員の渡部恒雄先生です。テーマは「トランプ現象のアメリカの深層を考える」です。会場は同じくホテルサンルート高田馬場3階会議室です。
午後六時受付、六時半より事務局活動報告、七時より講演開始となります。弊会では衆議院議員、元官僚、ジャーナリスト、大学教員など、その現場で色々と問題提起をされている方々をお呼びし、専門性の高い実情の把握に努めていきたいと思います。その意味でも今後のフォーラムにご期待下さい。
お申し込みは一水会事務局まで
(申込みページ こちら、事前申込みをお願いします)
たくさんの方々のご参加をお待ちしております。