天安門事件から24年
中国共産党政権が、民主化を求める一般市民を武力で弾圧した「天安門事件」から、
4日で24年を迎えました。
香港では、大学生30名あまりが1日午後から繁華街・銅鑼湾にてハンガーストライキを開始し、
事件の起こった日である4日の午前まで続けられました。
さらに4日未明には、ロウソクをともして犠牲者を追悼する集会も開催されました。
このように香港で追悼集会が開かれる一方で、事件の起こった北京・天安門広場では、
手荷物検査が強化されるなど厳重な警戒態勢が敷れています。
中国のネット上の投稿サイトでは、「天安門」などに加え、
犠牲者を追悼するための「ロウソク」といった言葉までも検索できない状態となっています。
このように中国当局が締め付けを強化している中、
「天安門の母」と呼ばれる丁子霖氏ら事件の遺族達は、海外のインターネットを通じて
「習近平新体制に失望した。あらゆる方向から絶望感が襲ってくる」
との公開書簡を発表、習政権への批判を強めています。
天安門事件発生当時、弊会は中国政府に断固抗議しました。
同時に、中国の民主化運動指導者への支援活動や、
彼らとの交流、意見交換も積極的に行いました。
かつて、清国を追われた革命家・孫文を、
玄洋社をはじめとする我が国のアジア主義者達は支援しました。
我々は21世紀の今日においても、かつてアジア主義者達がそうしたように、
中国国内で抑圧されている民主化運動の指導者達に救いの手を差し伸べ、
ともに手を携えて、現在の共産党一党独裁体制を批判していきたいと思います(F)。
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■第138回一水会フォーラム
日時・平成25年6月10日(月)/18時30分開場・19時00分開会
演題・「日本政治の危機―安倍政権がもたらす七つの災厄―」
講師・植草一秀先生(経済評論家)
場所・ホテルサンルート高田馬場 3階会議室
会場整理費・2,000円(機関紙「レコンキスタ」最新号込み)