第137回一水会フォーラムのお知らせ
米英によるイラク侵略から、早いものでもう10年の歳月が経過しました。
当初、米英が開戦の口実としていた大量破壊兵器は、結局のところ発見されず、
「大義なき戦争」の結果、一つの主権国家が消滅させられるという理不尽な結末に至りました。
明日5月13日、第137回一水会フォーラムが開催されます。
今回は、元内閣官房副長官補の柳澤協二先生を講師にお迎えして、
「検証 官邸のイラク戦争――元防衛官僚による批判と自省」
と題し、ご講演して頂く予定です。
(写真は柳澤協二先生)
イラク侵略戦争当時、自衛隊イラク派遣の実務責任者をつとめられていた柳澤先生は、
今春、当時の官邸の対応について検証した御著書
『検証 官邸のイラク戦争――元防衛官僚による批判と自省』を上梓され、
その中で、米英の武力行使を支持した我が国政府の判断と自衛隊派遣のプロセスについて、
自省の念を込めつつ検証されています。
本著を通じて浮かび上がるのは、日米同盟の維持が自己目的化し、
我が国の安全保障政策の戦略的思考が狭められているという事実です。
明日の一水会フォーラムでは、イラク侵略戦争当時の我が国政府の対応の舞台裏について、
そして我が国の本来あるべき安全保障政策の戦略的思考について、
他の大手メディアではなかなか触れることのできない、
ここだけの貴重なお話を数多く伺うことが出来ることでしょう。
第137回一水会フォーラムは、下記の通り開催されます。
ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上、
ご参加頂けますよう、何卒宜しくお願い申し上げます(F)。
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■第137回一水会フォーラム
日時・平成25年5月13日(月)/18時30分開場・19時00分開会
演題・「検証 官邸のイラク戦争――元防衛官僚による批判と自省」
講師・柳澤協二先生(元内閣官房副長官補)
場所・ホテルサンルート高田馬場 3階会議室
会場整理費・2,000円(機関紙「レコンキスタ」最新号込み)