維新の会運動員、相次ぐ逮捕
16日投開票が行われた衆院選にて第三党に躍進した日本維新の会で、
公選法違反(買収)容疑での公認候補の運動員の逮捕が相次いでいます。
愛媛県警は21日、愛媛4区に出馬し比例ブロックで復活当選した桜内文城氏陣営の運動員を逮捕。
また、大阪府警も大阪9区で初当選した足立康史氏陣営の運動員3人を逮捕しました。
日本維新の会ではこの他にも京都1区で落選した候補者の運動員が逮捕された他、
大阪7区に出馬し比例ブロックで復活当選した上西小百合氏陣営の運動員も大阪府警に逮捕され、
逮捕者は4陣営計6人となりました。
執行部は当初、運動員が逮捕された候補者は無条件で除名処分する方針でしたが、
逮捕が当選者の陣営にまで及ぶや方針を修正、対応に苦慮しています。
今や、候補者選定や選挙態勢などをめぐり、同党の「質」が問われていると言えるでしょう。
日本維新の会は、同時に「東西対立」の問題も抱えています。
橋下徹代表代行に近い「大阪維新の会」の側から、
石原代表の率いていた旧太陽の党を批判し
「石原外し」の動きをにおわせる発言が相次いでいるのです。
仮にも第三党にまで躍進した政党がこのような体たらくで、
果たして安心して国政を委ねることが出来るでしょうか。
このままでは、
政権交代後に内紛を繰り返した揚句政権を失った民主党の二の舞となるのではないでしょうか。
このような疑念は、今日多くの有権者が抱いていることと思います。
日本維新の会には、こうした有権者からの疑念にこたえる責務があります。
繰り返しになりますが、同党の政党としての「質」が、今まさに問われているのです(F)。