鳩山元首相、衆院選不出馬―政界引退へ
民主党の鳩山由紀夫元首相は21日午後、野田佳彦首相と党本部にて会談し、
12月16日投開票の衆院選に立候補しない考えであることを表明しました。
野田首相は会談終了後、党本部にて記者団に対し、鳩山元首相から、
「様々考え抜いた結果、今回の衆院選には立候補しない。政界を引退したい。第3の人生を歩みたい」
と伝えられたことを明らかにしました。
鳩山元首相は消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に反対であり、
民主党が公認候補から「党議を踏まえて活動する」との誓約書を取っていることが、
今回の鳩山元首相の不出馬宣言につながったものとみられます。
もっとも、鳩山元首相は平成22年6月の首相退陣時に次期衆院選不出馬を表明したものの
その後に撤回した経緯があり、今回もそうなる可能性がないわけではありません。
鳩山元首相は、平成21年の政権交代により、民主党政権で初めての首相に就任しました。
政権交代の熱狂の中、当初は高い支持率を誇っていました。
しかし、沖縄・普天間飛行場の移設問題をめぐって政治は混乱し、
また、自身の政治資金問題が表面化したこともあり、
就任後一年で辞任を余儀なくされました。
鳩山元首相が沖縄の米軍基地の移設に取り組もうとした点自体は、
民族派としても大いに評価することができます。
しかしながら、移設が実現せず、結局は政治を混乱させるだけで終わってしまった点については、
残念ながら鳩山元首相の政治家としての力量が不足していたためと結論付けざるを得ません。
鳩山元首相はこれで政界から去るようですが、
今後この国を担う政治家達には、沖縄の米軍基地の問題、
そして我が国の完全なる対米自立に向けて、本腰を入れて取り組んでもらいたいものです(F)。
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平成24年度野分祭
日時: 平成24年11月24日(土)午後5時開会
場所:ホテルサンルート高田馬場
三階会議室
第1部 三島・森田両烈士追悼祭
祭主 伊藤好雄(野分祭実行委員長)
第2部 記念講演
講師 伊藤祐靖 先生(元海自特別警備隊小隊長二等海佐)
演題 「尖閣に上陸して見えたもの」
第3部 直会
玉串料:2000円