最先端の犯罪+前世紀の警察・検察=冤罪 | 一水会活動最新情報!

最先端の犯罪+前世紀の警察・検察=冤罪

 パソコンが一家に一台、一人に一台あると云う時代。何処にでもパソコンがあって当然な現在ですが、

それ故、パソコンやネットを使った犯罪は増え、特にいたずらのような犯罪予告が増えております。

例えば、「何処其処で無差別殺人をする」と云う掲示板などでの予告、官公庁や企業へのメール送付は、

威力業務妨害と云う立派な犯罪であります。

特に昨今は、予告がいたずらのみで終わらない事例がある為に、警察は犯人の特定に血道を上げています。

$一水会活動最新情報!
(殺害予告がネット掲示板に書き込まれていた秋葉原通り魔事件)

 さて、今年8月26日、大阪府吹田市に住む演出家・北村真咲氏が逮捕されました。

罪状は、大阪市内の繁華街で大量殺人をする、と大阪市の公式サイトの相談窓口から投稿(ここか?)したとして、

威力業務妨害の疑い。後に偽計業務妨害の容疑で起訴されました。


「大阪で大量殺人」市HPに予告 業務妨害容疑で男を逮捕


しかし9月21日、北村氏は釈放。

別の、「伊勢神宮を破壊する」と書き込んで逮捕された三重県津市の男性のパソコンから発見された、

新型のコンピューターウイルスによるものだと発覚したのです。

この新しいコンピューターウイルスに感染すると、他所のパソコンから勝手に遠隔操作できるようになる

と云う悪質なもので、北村氏の書き込みもそれによるものだと云うことと解明されました。

$一水会活動最新情報!

 ...と、最新技術を利用して手口が複雑化し、犯人の追及が困難になっているIT犯罪の昨今なのですが、

そんな現状、呑気な警察・検察は何故逮捕・起訴したかって...

「大人数を動員して大騒ぎ…立件するしかない空気に」
 偽計業務妨害罪で起訴され、釈放されたアニメ演出家、北村真咲さん(42)は、任意聴取の段階から「身に覚えがない」と否認を続けていた。大阪府警内部には立件に自信を見せる幹部がいる一方、一貫して否認する北村さんの姿勢に容疑を疑問視する声もあった。
 府警捜査1課は、北村さんの通信機器を経由して予告が送られたことを割り出したが、第三者が機器に接続した可能性もあり、約1カ月にわたり任意での捜査を続けた。
 北村さんのパソコンには殺人予告メールが送られた大阪市のホームページにアクセスした痕跡があり、検索ソフトによるウイルス感染も確認されなかったため最終的に別人の関与はないと判断した。
 パソコンを解析した際には、外部から遠隔操作できるプログラムは既に削除されていた。自動的に削除される仕様だったかどうかは不明だが、同課幹部は「パソコンの中身を全部調べたら何十年もかかる」と嘆く。
 ある検察関係者は「大人数を動員して大騒ぎになったので、立件するしかないという空気になっていた」と振り返った。

空気かよ!

しかも、どうやら現在の警察はIPアドレスでのみ犯人を特定しているらしく、

今回のような遠隔操作ウイルスを利用されると、ほぼお手上げ。

IPアドレスは、普通の犯罪ならせいぜい凶器の持ち主を特定できる程度のもので、

それを元に「お前に間違いない」と決め付け、「罪を認めれば軽くなる」と持ちかけるとか...

探偵ドラマに登場するような噛ませ犬な刑事って、実在するんですね。

 今回は、別の事件で新型のウイルスが発見されたこと、北村氏の逮捕がネットで騒ぎになったこと

(氏は『ケロロ軍曹』など有名なアニメ作品の制作に関与しており、知名度がある)などが事件への疑問を生じ、

釈放に至りましたが、IT犯罪に対し捜査能力で後れを取り、

メンツの為に犯人をでっち上げる警察・検察の体質を考えるに、

もしかしたら既に何件か冤罪が発生しているのではないでしょうか。

早速、自民党の安倍総裁を殺害する、と警察庁を無能なお前らと揶揄する殺害予告メールが届いたようですが、

さて、今度こそ犯人は捕まるのでしょうか? 勿論、冤罪ではない真犯人が。
(世田)