シェールオイル採取、日本で初成功―秋田
資源開発大手の石油資源開発は3日、
鮎川油ガス田(秋田県由利本荘市)の地下約1800メートルから
シェールオイルの試験採取に成功したことを明らかにしました。
日本国内でシェールオイルの取り出しに成功したのは初めてのことです。
シェールオイルとは、地中深くの硬い岩盤(シェール層)に含まれている原油の一種のことです。
これまでシェールオイルは、採掘が技術的に難しいこともあり、あまり注目されてはいませんでした。
しかし近年の採掘技術の進歩により、俄かに新エネルギー源として脚光を浴びるようになったのです。
シェールオイルは北米では既に本格的な生産が始まっていますが、
日本ではこれまで採算性の問題もあり、着手されていませんでした。
今回の試験採掘の成功を受け、石油資源開発は今後、原油の成分を詳しく分析するとともに、
2013年度にも新たな油井を掘って試掘を本格化、商業生産に向けた準備を進めていく予定です。
言うまでもなく、3・11以降、日本はエネルギー問題に悩んでいます。
そんな中での今回のシェールオイル採掘成功は、朗報と言えるでしょう。
シェールオイルは新しいエネルギー資源として有望であると同時に、
国内に埋蔵されているため、日本のエネルギー自給率の向上にもつながりそうです。
今後の商業生産に期待したいところです(F)。
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■第131回 一水会フォーラム
日時・平成24年10月10日(水)/18時30分開場・19時00分開会
演題・プーチン再登場と日ロ関係
講師・小林和男先生(ジャーナリスト)
場所・ホテルサンルート高田馬場
3階会議室
会場整理費・2,000円(機関紙「レコンキスタ」最新号込み)