中国の反日デモ、暴徒化
日本政府が尖閣諸島の国有化を決定してから初めての週末となった15日、
中国全土のおよそ30都市で反日デモが行われました。
首都北京の日本大使館前のデモでは参加者が2万人以上となり、
昭和47年の日中国交正常化以降、最大規模にまで拡大した模様です。
デモが高まりを見せる中、日系の百貨店やスーパーなどが襲撃されるケースも相次いでいます。
中国山東省青島市のジャスコ黄島店では、
一部の反日デモ参加者がガラスを割って店内に侵入し、商品を壊すなどしたほか、
湖南省長沙の平和堂でも、暴徒化した参加者が入り口を破壊したとのことです。
これだけにとどまりません。
北京の日本大使館前のデモでは、大使館の正面に掲げられた我が国の国旗が
尖閣諸島国有化に抗議する反日デモ隊の標的となり、
卵のようなものを投げ付けられて汚されたことが分かりました。
大使館はこれを受け、急遽国旗を降ろす措置を取ったとのことです。
暴徒化したデモに対し、中国当局はなんとかこれを制御しようとしています。
しかし、北京の日本大使館前では、
計2000人以上の武装警察部隊などがバリケードを築いて配置に就いたものの、
デモ隊と激しい揉み合いとなり、混乱はなかなか収束しなかったということです。
このように当局ですらデモを制御できないという現状が浮き彫りとなりました。
今後更にデモ隊の暴徒化に拍車がかかる恐れがあります。
政府には引き続き、我が国固有の領土である尖閣を守るとともに
中国にいる在留邦人の安全をしっかり確保してほしいと思います(F)。
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■第131回 一水会フォーラム
日時・平成24年10月10日(木)/18時30分開場・19時00分開会
演題・プーチン再登場と日ロ関係
講師・小林和男先生(ジャーナリスト)
場所・ホテルサンルート高田馬場
3階会議室
会場整理費・2,000円(機関紙「レコンキスタ」最新号込み)