下劣な手法がまかり通る政界 | 一水会活動最新情報!

下劣な手法がまかり通る政界

(個人攻撃は避けたいので、個人名などは極力挙げないようにします。読みにくいとは思いますがご容赦下さい)

生活保護問題では、以前から話題になっていた方とはまた別の芸能人が、新たに槍玉に挙がっています。
今度は、元プロレスラーの国会議員が、ある芸能人の親族が生活保護を受けていると追及しているようです。

さらに、生活保護ではありませんが、AKB選抜総選挙について、ある議員が

「AKB48の文化論については専門家 に任せますが、『総選挙』の投票権を金で買うという点は、コンプガチャと同様の問題があると考えます。同じCDが投票のため何枚も買われていると聞きま す。どうやって規制するかは難しいのですが、『一人一票』を選挙管理規則に規定すべきでしょう」

と、ツイッターでつぶやいています。

また、前日の当ブログの記事でも取り上げましたが、大阪の通り魔事件では、大阪府知事が「死にたいなら自分で死ね」といった発言がありました。

なんだかもう、あらゆる議員が2ちゃんねらーになってしまったかのようです。

これは叩きやすい人間(または組織)をスケープゴートにして人気を取る手法であり、橋下大阪市長の手法を真似たのかもしれません。

こういう〈祭り〉によって、社会に違和感や不全感を持つ人々は溜飲を下げているのです。

支配層との勝ち目のない闘いよりは、吉本興業がどーの、芸能人の誰それがどーの、在日がどーのと騒ぐ方が楽しいのでしょう。

言われる側にすれば迷惑千万でしょうが…。

しかし、溜飲を下げたところで決して自身が解放されることはありません。

権力側からすれば、実に安全です。人々の怒りの矛先は決してエスタブリッシュメントに向かわず、持たざる者同士が叩き合う構図に収まるからです。

原発再稼働を進めたい野田政権の陰謀とは言いませんが、政府としては都合がいいでしょう。

とはいえ、こういった2ちゃんねらー的な祭りを先導しているのは、野党のはずの自民党ではありますが…。

今後もこんな人気取りのポピュリズムが蔓延するかと思うと辟易しますが、ただ一言、こんな政治手法を支持する方々には、「みっともないですよ」と言いたいと思います。

なお付け加えるなら、ネットユーザーが支持するこれらの議員のほとんどが表現規制推進派です。
それでいて、ネットユーザーの大半は規制反対派だったりします。

そのあたり、よく考えた方がいいでしょう。(N)

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第127回 一水会フォーラムのお知らせ

日時・平成24年6月15日(金)/18時30分開場・19時00分開会

演題・自立の思想~日本の行方~

講師・辻井喬先生(作家)

場所・ホテルサンルート高田馬場 ; 3階会議室