ルペンショックの再来か―仏大統領選挙第1投票結果
4月22日に行われたフランス大統領選挙の得票数が公開されました。

過半数を取った候補がいなかった為、5月6日に決戦となる第2投票が行われることとなりました。
フランス国民戦線党首マリーヌ・ルペン氏は惜しくも3位であり、第2投票には参加できませんが、
今回の投票結果には2点、目を見張るものがあります。
まず、1965年の直接投票導入以来初めて、立候補した現職大統領がトップではないと云うこと。
しかもトップのフランソワ・オランド氏(社会党)が次点のサルコジ大統領を、得票率で1%以上も引き離しています。

(トップ得票のオランド氏)
無論この票差は全く問題にならない、まだ逆転の可能性があるものですが、
現職がトップではない時点で、サルコジ大統領には不利な形勢だと見られています。
もう一つは国民戦線の躍進。マリーヌ・ルペン氏は、3位ながら得票率が18.01%を占めております。
ジャン=マリー・ルペン前党首が出馬した2007年の選挙では、4位・得票率10.44%でした。
何より「ルペンショック」と呼ばれた2002年の16.86%を上回り、国民戦線としては過去最高の値を示しました。
これから行われる第2投票で、第三局として確固たる位置にいる国民戦線とその支持者がどう動くのか、
引き続き注視していきたいと思います。
(世田)
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■第126回 一水会フォーラムのお知らせ
日時・平成24年5月10日(木)/18時30分開場・19時00分開会
演題・なぜ三島由紀夫をテーマにしたのか?
講師・若松孝二先生(映画監督)
場所・ホテルサンルート高田馬場 3階会議室

過半数を取った候補がいなかった為、5月6日に決戦となる第2投票が行われることとなりました。
フランス国民戦線党首マリーヌ・ルペン氏は惜しくも3位であり、第2投票には参加できませんが、
今回の投票結果には2点、目を見張るものがあります。
まず、1965年の直接投票導入以来初めて、立候補した現職大統領がトップではないと云うこと。
しかもトップのフランソワ・オランド氏(社会党)が次点のサルコジ大統領を、得票率で1%以上も引き離しています。

(トップ得票のオランド氏)
無論この票差は全く問題にならない、まだ逆転の可能性があるものですが、
現職がトップではない時点で、サルコジ大統領には不利な形勢だと見られています。
もう一つは国民戦線の躍進。マリーヌ・ルペン氏は、3位ながら得票率が18.01%を占めております。
ジャン=マリー・ルペン前党首が出馬した2007年の選挙では、4位・得票率10.44%でした。
何より「ルペンショック」と呼ばれた2002年の16.86%を上回り、国民戦線としては過去最高の値を示しました。
これから行われる第2投票で、第三局として確固たる位置にいる国民戦線とその支持者がどう動くのか、
引き続き注視していきたいと思います。
(世田)
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■第126回 一水会フォーラムのお知らせ
日時・平成24年5月10日(木)/18時30分開場・19時00分開会
演題・なぜ三島由紀夫をテーマにしたのか?
講師・若松孝二先生(映画監督)
場所・ホテルサンルート高田馬場 3階会議室