アブハジア紀行 その5
5月13日、この日は午前よりスフミ市内の小学校を訪問。

親善のため、日本の小学生が描いた絵と、現地小学生の作品とを交換し合い、
授業風景なども見学させて頂きました。勉強熱心な生徒が多いと見えて、

廊下には生徒が発表した算数の論文などが掲示されていました。

そうはいっても、まだまだいろんなことに興味津々のお年頃。事業時間が終わり、休み時間になると、
学内の見学を続けていた訪問団一行に生徒たちが集まってきて、記念写真をせがまれました。
訪問団も苦笑しながら、一緒に記念撮影を行いました。
続いてアブハジア国立大学を訪問。ここでは、木村代表が講演を行ないました。

そして、教員、学生たちとの質疑応答を行ないました。
日本語を勉強しているという女子学生から日本語でのあいさつを受けたことも驚きましたが、

学生たちは大変聡明であり、鋭い質問が多く交わされました。
さて、この日の午後には、先日目撃した謎の鳥居と「武士道」の文字の正体が判明します。
実は、スフミ市内の空手道場のものだったのです。さっそく道場での稽古風景を見学させて頂きました。

稽古に励む精悍な修行者の姿は、
アブハジアでいうところの「武士道」を意味する「アラムース」という言葉を地で行くものでした。

また、子供の練習生も多く、「ハジメ!」や「ヤメ!」という日本語で発せられる師範からの号令の下、
必死に稽古に励む姿は実に爽やかでした。
この日は、夕刻までグズついた天気となりましたが、訪問団の日程の中では穏やかな一日だったと思います。