天皇皇后両陛下が被災者をお見舞いに
4月7日、宮内庁は、天皇、皇后両陛下が同月8日に福島県双葉町の被災者が集団避難している、
埼玉県加須市の旧騎西(きさい)高校を訪問される旨を発表しました。
同校では、福島第1原発の事故によって集団避難している双葉町民約1400人が共同生活しています。
両陛下は約40分間、被災者をお見舞される予定です。
また、14日にも、両陛下が千葉県内の避難所を慰問される方向で準備が進められているとのことです。
すでに、両陛下は3月30日に、福島県いわき市などからの被災者をお見舞いするため、
東京都足立区の東京武道館をご訪問されています。
また、4月6日には、皇太子ご夫妻が東京都調布市の味の素スタジアムで、
同地で避難生活を余儀なくされている被災者をお見舞いされました。
両陛下は、これまで災害の度に被災地をご訪問されていますが、
こうした被災地や避難所の歴訪は異例であり、この震災の被害の大きさを物語るとともに、
両陛下やご皇族方が、国民の痛みを我が事として感じておられる証左であります。
大変、恐れ多いことであると思います。我々も、天皇陛下の大御心に沿うように、
国民一丸となって復興を目指さねばならないと思います。