一般の民衆こそ、日本最大の「強味」である!(その2)
(昨日からの続き) 「素晴らしい緊急時の態勢ができていた。すべてが精密時計のような動きだった。
揺れが収まると社員らは集合場所に素早くそろい、あらかじめ決められた各自の役割をきびきびとこなした」
「施設から市内に出ても大きな混乱はなかった。冷静さが保たれており、
通信状況も含めてすべてが秩序だって行われていた」
(以上、インドの新聞『ビジネスライン』日本への出張中に被災したインド人技術者の証言)
「自然が引き起こした混乱に、秩序を保つことで挑んでいる。 損壊した民家から救い出される際、
救助隊員に不便をかけたことを謝罪し、他の被災者を気遣った女性。
無料で飲料を配布する自動販売機の所有者。空腹にもかかわらず、食料配給の長い列に整然と並ぶ人々。
めったに遭遇することがない英雄的行為だ」
(以上、シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズ論説「静かなる威厳」)
「(ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、
中央に通路を確保している写真を掲載しつつ)こうしたマナーの良さは教育の結果。
日中の順位が逆転した国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」
「日本語教師が学生を避難誘導し、最後に電源を切って退避した。四川大地震の時に、
生徒を置き去りにして逃げた教師と比べてどうか」
「数百人が広場に避難していたが、その間、誰もタバコを吸うものはいなかった。
毛布やお湯、ビスケットが与えられ、男性は女性を助けている。3時間後、人々は解散したが、
地面にはゴミ一つ落ちていなかった。一つもだ」
(以上、中国紙『環球時報』)
「被災地に中国語の案内があります。外国人にも配慮をする日本に、とても感動します」
(以上、中国中央テレビのアナウンサー)
「すごい。日本人の中には『道徳』という血が流れているのだと思う」
(以上、報道を見た北京市の女性が朝日新聞に語った言葉)
なんだかんだ言っても、結局こうした無名の一般国民一人一人の気高い道徳性・倫理性こそが、
他の何にも代え難い、我が国最高の宝物なのでしょう。