竹島の領有放棄発言の衆院議員が政倫審会長を辞任の意向
先日、民主党の土肥隆一衆院議員が「キリスト教議員連盟」の日本側会長として訪韓し、
日本政府に竹島の領有権主張の中止などを求めた同議連の日韓共同宣言に署名していたとして、
大きな波紋を呼んでいます。

その土肥議員ですが、3月10日、「政治的責任は免れない。全ての役職を辞退したい」と述べ、
衆院政治倫理審査会会長と党常任幹事会議長の役職を辞任する意向を表明しました。
現職の国会議員が、政府が我が国固有の領土であるとの公式見解を示している竹島について、
韓国の議員団とともに、その領有を放棄する共同声明に署名したばかりか、
「個人的には、竹島は日本領とはいえない」などとして、記者会見に応えていたのですから、
国民に大きな驚きと、政府への不信を募らせていました。

それにしても目立つのは、やはり、土肥議員の言動の軽さであり、署名について、
韓国側に数で押し切られた、というような発言や、記者会見でも一度は自説を撤回するなど、
言葉に重みが感じられません。「大事になるとは思わなかった」などという発言などは、
議員としての自覚を欠いたものとされても仕方のないもです。
また、国会議員としての言動の重みも自覚してほしいものです。
訪韓についても完全な私人として言っている訳ではない筈です。従って、軽く考えていたなら、
あまりに軽率な行いと言わねばなりません。ちゃんとしたケジメをつけて頂きたい思います。