石垣市議会議員が尖閣列島上陸!
12月10日午前8時50分ごろ、沖縄県石垣市の市議会議員が尖閣列島の南小島に上陸しました。
南小島に上陸したのは、石垣市議会の仲間均議員と箕底用一議員の2人で、
9日に石垣島を漁船で出港し、9日夜のうちに尖閣諸島付近に停泊していたようです。
2人は船から海に飛び込んで同島のかつお節工場跡地に上陸しましたが、
当時周辺に海上保安庁の巡視船などの姿はなかったということです。
石垣市議会は今年10月、固定資産税の評価や生態系の調査のため、
尖閣列島への上陸を全会一致で議決し、これを認めるよう政府に求めていました。
しかし、政府から1カ月以上明確な回答がないことで、今回の上陸を強行したものとみられています。
地元関係者の話によると、沖縄知事選挙が行われた11月28日頃、
「尖閣列島へ行く」と仲間議員は話しており、今月7日頃にも同様の発言をしていたそうで、
その頃すでに決行の意思を固めていたものと思われます。
八重山諸島付近の海域は8日と9日は大荒れで、
「地元の漁船も漁に出れないほどだったが、10日になって驚くほどの凪になった。
仲間議員らは海が落ち着くのを待っていたのではないか」と関係者は話しています。
10月以来、政府の対応をみても、石垣市の意思を十分に汲み取った対応とは思えません。
尖閣列島が我が国固有の領土であることは明白であるにもかかわらず、
同じ石垣市内でありながら上陸を許さないという政府の姿勢は極めて不可解であり、
議員らのこうした行動も理解できますし、今回の行動を支持したいと思います。