検察の存在意義が問われる
厚生労働省の郵便不正事件の捜査資料のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で、
21日、最高検は、大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者(43)逮捕と、
厚生労働省の村木厚子元局長(54)の無罪判決への控訴断念を発表しました。
また最高検の捜査チームは23日午後、大阪地検特捜部の元主任検事、
前田恒彦容疑者の当時の上司だった大坪弘道・前大阪地検特捜部長(現京都地検次席検事)と、
佐賀元明・前特捜部副部長(現神戸地検特別刑事部長)から事情聴取を始めました。
最高検は、前田検事が今年2月、データ書き換えを報告した際の状況や、
地検が問題視しなかった経緯などの説明を求めているとみられています。
この件について、22日の記者会見で仙谷由人官房長官は、
「検察の存立基盤にかかわる」とコメントしていますが、
実際に検察の解体論者まで出始めています。もし、権力を乱用するだけの国家機関ならば、
そんなものは必要ありませんので、それもやむを得ないともいます。
検察の身内の捜査がどの程度のものになるのかわかりませんが、徹底追及を求めます。