組閣でいきなりの不見識だ、菅内閣
菅直人首相は17日午後、閣僚人事を行い菅改造内閣が発足しました。民主党の代表選に勝利し、
菅内閣も仕切り直しといったところです。どんな政策をとるかはこれからの課題ですので、
さしずめ、尖閣諸島の領有権の堂々とした主張と、
漁船衝突事件の対応と決着をどの様につけるか注視しなければなりません。
さて、いきなりですが、この組閣の時点で「これは不見識ではないのか」と思われる態度が見て取れました。
組閣に際しては、宮中で天皇陛下の認証を経て、初めて内閣として認められる訳です。
本日組閣ですので、認証式も同日に行われています。
ところが、陛下は御用邸で15日から19日までご静養をされている予定であることが分かりました。
つまり、陛下はこの認証式のために、ご静養中にもかかわらず、
御用邸から宮中にお戻りになられたのです。
菅首相ともなれば陛下のご日程についても分かっていた筈です。
組閣のためにわざわざ陛下を呼びつける形になったことについて、どの様な事情があったかは分かりませんが、
あまりに不見識な行いというほかありません。
陛下に対してこのような態度をとるようでは、新内閣が本当に日本という国について考えているのか、
怪しくなってきます。事の重大さを分かっているのでしょうか?
いずれにしても猛省を求めます。