新型ウィルス、コロナ、感染…という言葉をはじめてニュースで耳にしてから、もう1年以上になります。コロナウィルスだけでなく、地震や台風等の自然災害の驚異を目の当たりにし、人々の精神的不安、疲弊は、増していくばかりです。



今年、私の花の活動のひとつとして、北杜市にあります平山郁夫シルクロード美術館屋上にて野外花展『花二人展 祈りの花』をTHINKS・Hanatatsuのフローリスト安達妙子氏と共に、開催させていただくことになりました。 

 

 古来、「祈り」は、宇宙の中で極小の存在である人間が大自然に対してできる唯一のことであったといえます。その後、科学や医学の発達により、祈りは少しずつ廃れてしまいましたが、近年の地球規模の大災害の多発、また新型の病気に対し、結局人間は、何もできない小さな存在であることを再認識させられています。


今回の花展は、平山郁夫シルクロード美術館さんで開催させていただくのですが、平山郁夫氏の絵の主なモチーフのひとつは「祈り」と「祈りに導かれた仏教の道」です。日本の伝統文化である花道の成立はシルクロードを経て伝わった仏教と深く関わっています。

そして、花道もその起源は、古くからある日本の神道においても仏教においても「祈り」から始まっています。


 いつの時代でも、人々は様々なものに翻弄されながら生きていかなければなりません。翻弄される中で最終的に人々が拠り所とするものは果たして何なのか・・・


最後の最後で人間ができることは「祈り」なのではないでしょうか。

今回の展示は、コロナの終息、人々の心の安らぎを、雄大な自然に感謝するとともに祈願し、また日本伝統文化への興味・理解・関心の醸成を目的としています。

みなさんの心の安らぎになりますよう…
コロナウィルスが終息しますよう…
自然へ感謝の心を込めて花をいけたい
と思います。
開催は10月8〜10日、美術館屋上で野外展示です。最終日には、昨年、書と花の展示会を開催させていただいた恵林寺ご住職古川周賢老大師による講演会も予定しております。

現在、このイベントの趣旨に賛同していただき、協賛していただける方を募集しております。ご興味ある方がいらっしゃいましたら、詳細をお伝えしますので、DMまたはメールにて、梅田までご連絡下さい。

皆様のご理解、ご協力をお待ちしております。

mail:mihonba1968@gmail.com

『花ニ人展 祈りの花』
2021.10.8〜10
平山郁夫シルクロード美術館

主宰 THINKS・Hanatatsu&ICHIHO
後援 北杜市,北杜市教育委員会,乾徳山恵林寺
協力 平山郁夫シルクロード美術館