サービス業を生業として何十年と過ごしてきた私だが、接客する側は出来るだけ相手の立場に立って行動出来る人間でありたい。接客を受ける側は常に対等の立場である事を忘れない。

 

 そう思って生きてきたがやはり自分はポンコツだと反省する事が多過ぎる。

 

先日、旅行先でレンタカーを借りた時の話だが、駐車場から出庫するため始動ボタンを押したが動かないことがあった。結局、自分の操作ミスを故障だと勘違いして店側にクレーム入れたポンコツの私にスタッフは普通に対応してくれた。

 

サービスにはコストがかかるから期待以上のサービスを求めるなら代価を払うという当たり前の事をすぐ忘れるからトリアタマだと言われても仕方がない。接客する側から理不尽な扱いを受けたなら話は別だけどね。

 接客受ける側が「何でこうしてくれないの」とか、「他所では何処でもこうしてくれる」とか思う事が多くなれば脳内で黄色信号が点滅していることを自覚しなければ何度も同じ失敗してしまうんだよなあ。人間ってサービス受ける事を慣れるとそれが当たり前になって基準値が上がってしまうから。

 もう何十年も前の話だが、ガソリンスタンドで窓拭きのサービスをしてくれなかった事に凄くムカついた事があった。当時はセルフスタンドもなく、ガソリンを入れると灰皿交換、窓拭きがセットになっていた為、サービス慣れしていた。サービスが自分の中で当たり前になった時、この落とし穴に陥る。何度も何度も忍び寄るからムカついた時はその怒りは間違ってないか、感謝の気持ちどっかに置いてきぼりにしていないか、日々反省します。

先日、旅行先でレンタカーを借りて一人ドライブを敢行。

翌日、道の駅に立ち寄り遅めの朝食を済ませたあと駐車場を出ようとエンジンをかけるも無音状態で先に進まない。まさかの故障?

 

小さなパニックに陥りながらも何度かボタンを押したり色々試すが解決しない。ナンデ?さっきまで普通にエンジンかかってたのに!

取り敢えずボックスの中に入ってある車の取扱説明書を読むもサッパリ解らん。で、レンタカー会社に電話すると

電話に出た係の人が備え付けの故障時の連絡先に電話するよう伝えられた。そこで今度は事故故障連絡先に状況を伝えるとオペレーターはレッカー手配の担当に繋いでくれた。ここまでもう1時間近く経っている。

 

「この先レンタカーの手配とかどうなるのだろう? 」「そもそも急に動かなくなるってなんか簡単な操作ですぐ動くようになるんちゃうか?車のモニターに表示されるブレーキランプが点いたままなのが原因かと思うのだが?」

 「この状況だと後何時間ここに居ないといけないんだ!」

 

いろんな疑問と解決手段が頭の中でグルグル回る。先ずは①車のトラブルに詳しい人にこの状況を伝えて動く可能性があるいくつかのやり方をアドバイスしてもらう。②それでも動かなければレッカー手配と後から発生する費用の補償確認だな。

 

少し冷静になった所で再度レンタカー屋に電話すると店長らしき人が出て代車はもう空いてないのでそちらで手配し、領収書もらってくれたら此方で保険使ってお支払いするとの事。

それは解ったので先ずは動かない原因がどこにあるか推測してアドバイスが欲しいと伝える。しかし車種によるし色んな理由があるので車自体を見て見ないとこちらでは判らないからレッカー屋さんに聞いてみて下さいと突き放された。

 

 ムカツク!!!

 

 このままだともう次の観光地に行く時間もないし、明日帰るのに何それ? そもそも今回の原因はそちらの整備不良じゃないん? と一言の謝罪もなく事務的に済まそうとする態度にコチラもついついヒートアップして口頭でいいからアドバイス寄越しやがれ!と言い続けた結果

ブレーキランプを踏んだ状態でスタートボタンを押せば呆気なくエンジン音が車内に響き渡った。

 

ブレーキペタルの踏みが甘かったのが原因ですね!と勝ち誇った声で告げるレンタカー屋さんにすんません!と謝るしかなかった。