一心寺寒行日記19日目…川の中では無になる?それとも…? | 一心寺日記・寒行日記・桜日記そして住職の独り言

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大分県大分市不動尊一心寺の住職今宮年男が当寺での出来事や弟が所属するソフトバンクホークスのことや住職の趣味などをご紹介しています。

皆さん深夜にこんばんは!一心寺住職今宮です。

本日も無事19日目の御水を頂戴いたしました

今日は気温氷点下1.1度、水温はわかりませんけど今までで1番冷たかったような気がしました。
評価は1番最後にお知らせしたいと思います!

さていよいよ19日目も終わり、夜の部に限れば明日が最後です。明日は満願日と同様の行程で行うためここまで続けてきた行程は今日で終わりです、行程についての詳しいお話は明日改めてお話ししたいと思います。

今までは川に入るまでの道中で仏様形に真言を上げてご挨拶を行い、川に入り膝を落として般若心経を三貫、不動明王の真言を7貫、これを全員で合わせて読経を行います。

しかし、もともとお経と言うのは誰かに合わせて行うものではなく自分のペースなどであげるのが普通です。それを極寒の川の中で皆で合わせてお経をあげようというのですからなかなか息が合いませんが、さすがに21日間も続けていると徐々に息も合うようになり合わせようと言う気持ちはなくなります。

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先日参加された賤川さんからお風呂で聞かれたことがありまして、それは『今宮住職は川の中で無になるんですか?』との質問。
初めて入る方は特にですがあの状況になると頭が真っ白になるという意味で何も考えられなくなる方が多いようにあります。
2度目になると逆に冷静に考えられるようになり自分が入っていることに対しての意味やご祈願したいことなどを考えられるようになります。

では私のように毎日入っている者はどうなのかというお話をしますと…
昔はさておき今は終始川の中でお経をあげております。お経は考えながら唱えているわけではなく勝手に口が動いてお経をあげているような状態です。

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ですので頭と口は全く別のことをしていると言う風に思ってもらって結構です。これは私個人の場合ですが3週目、つまり15日目以降はいろいろと私個人のお願いを考えながらお経をあげている状態です。
その前までは先祖の供養や仏様方へのお礼などを中心に考えながらお経をあげています。
ということから基本的に川の中で無になるということは私自身はありません。

しかしこのにおいては『こういう風に考えなさい』とか『こういう風にしないといけません』などと言う絶対的なルールは存在しません。
考え方のアドバイスはさせてもらいますが(^ ^)

もちろん作法など危ない行為等は絶対にさせるわけにはいきませんのでそういった意味でのルールが存在します、あくまで動機や考え方に縛りは無いと言う意味です。

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回数を重ねていく中で自分なりの考え方を見つけたり深めたりしていただければそれで十分だと思います。

それでは本日の厳しさを5段階評価させていただきますと…

星星星星

星4つにおまけ付きです。
星5つには物足りないですが、昨日よりも厳しかったので1人増えてこの評価です。

段々評価の基準も曖昧になってきましたが、勘弁してください

それでは明日は夜の部最後です、またこの時間に汚穢しましょうパー