夏休みが終わり、学校が始まりましたね…。
上の娘、高校一年生のハナコは、すっかり自分で課題として学校に向き合えるようになりました。
今週はテスト期間という事で、一生懸命取り組んでいます。
下の息子、小6のタロウ。
再び葛藤の道のりを迷走中です。
夏休み中、学校のプレッシャーから解放され楽しい時間もたくさん過ごして、夏休み明け、気持ちを新たに果敢に学校に立ち向かう姿勢を見せたのも束の間…
現在、タロウの胸の内にはいろんな想いが有るようです。
”夏休み明けに学校に行ってみて、自分が不登校になった理由が改めてわかった”
”自分は周りと比べて変なんだと思う”
”学校の話をする度にお腹が痛くなりそう”
来年度以降の進学先を選びたい事情が有り、本人の希望を伺いながら、在籍する公立校と私立校に併設されたフリースクールと2校を交互に登校したりしなかったり、という状況になっています。
内容が半端になることはもう仕方が無くて、そもそも毎日登校できる程の本人の状況でも無いことから、来年の為の準備期間ということで割り切って今はこのスタイルで試しているところです。
片方の学校では、”楽しいけど体力がきつい”のと共に、まわりのペースに合わせないと学校生活が成立しづらい。
もう片方の学校では少人数ながら個性的な子が多く、自分と他の子との関係が希薄でびくびくしてしまい”メンタルがきつい”、ということらしいです。
そんな感じなので、登校日も含めタロウに無理の無い学校生活を試行錯誤する段階にあり、先生方とも状況を共有するための連絡を頻繁にとりあっています。
私が連絡をとる分にはいいのですが、本人に確認する事柄が増え、本人の負担になっているように見える点がひっかかっています…。
例えば卒業アルバムの写真撮影が個人写真、集合写真と複数日程あったり、それぞれの学校でイベントやらその日の時間割が有り、なるべく負担になり過ぎないよう一旦私の元で咀嚼してから、極力情報を絞って伝えているのですが、そういうやり取りが本当に悩ましい!
疲れて学校生活を諦めることだけは、なるべく避けたいですし。
本人の悩みについては、多少痛い思いをしてでも慣れて経験値を上げていくしかないと思うのですが、失った数年の何かを埋めることは本当に大変なことだと、改めて思い知らされます。
前回の投稿で、ネットの不登校関連記事のコメント欄の事をこぼしたけど、私が一番きつく感じたのは、不登校の子の多くは甘えから楽な方に流されてそのような状況になっているのだから、登校している子と比較して不公平にならないようにするためにも過剰な支援はするべきではない、という意見が一定数目についたことでした。
一方で、無理して学校にこだわる必要はない、という意見も賛同が集まりやすいようです。何度も言ってるけど、安直な”学校に行かなくても大丈夫!”というやつ。
学校に行かない選択をした子が、その後年単位でどんな過酷な状況で過ごすことになるのか。
私の周りでここ数年の間に不登校の状況になって個人的に悩みを共有しあった人が、ブログ以外で7人位いるけれど、お子さん全てとても険しい道のりを歩いている印象です。
気楽にのんきに過ごしている子なんて、ひとりもいません。
フリースクールにしても、手の届く場所、費用でなければ意味はなく、実際の利用は不登校の全体数の10%にも満たない状況ですから。通信制高校だって、補助金を差し引いても結構なお金がかかります。
こういう見方がネット記事のコメント欄に限った話であればいいのですが…。
あぁ、今日も愚痴を吐いてしまいました。
おまけ
感性の鋭さからこれまでおっかなびっくり慎重になり過ぎていた娘だけど、最近いろいろ突き抜けたようで本当に毎日楽しそう。本人はミーハーすぎて辛いと言っています…笑