この春、新しいフリースクールの環境で三年ぶりに復学した息子(小6)の話です。

 

登校時間や日数を調整しながら、順調に一ヵ月を過ごすことが出来ました!
口では「めんどくさい」と言い続けながら、しっかり登校することができています。

顔付きがしっかりしています。
登下校などで体も動かすようになり、家族以外の他人との交流も自然に生まれ、体や心のエネルギーが活発に循環している様子が伝わってきます。


不登校で在宅を中心に過ごした3年間、私は子どもに必要な環境について考えながら、こういう姿をずっとずっと望んできました。

先生方にも恵まれ、楽しいこともたくさんあるようです。

先日は、在籍校の友達と遊ぶ機会が有りました。
これまで”友達と遊ぶ”なんてことは、年に数えるほどしかない生活でした。
不登校あるあるだと思いますが、久々にたっぷり遊んだ後は、筋肉痛のお土産ももれなくついてきました。



小6の息子のフリースクールは私立中学(いわゆる特例校)の校舎内に併設されており、受験して入った学校ながら在籍はこれまでどおり地域の公立小学校です。
今年一年間の状況を見ながら、一年後に公立中学に進むか、フリースクールの併設された私立中学に進学するか、慎重に見極めようと私は考えています。


そんな中、在籍校から修学旅行への参加の提案をいただきました。
息子に伝えたところ、二つ返事で行きたいとのこと。
息子の気持ちを確認しながら先生と相談し、事前にオリエンテーションにも参加することになりました。



息子、小1、小2の二年間しか学校生活をまともに送っていません。今回3年ぶりに教室に入ることだけでも、息子には高い壁のように感じられていたことは確かだと思います。
名簿を見る限り、クラスの半数は知らない子だということでした。

今朝、不安げな顔つきで、それでも足を止めることなく登校した息子。


念願の給食を食べてから帰宅した息子の顔は…、



とてもとても満足気でした!!



「全然疲れなかったんだ」
 →自分で心配していたけど辛い状況にはならなかった様子

「問題は勉強(のブランク)だけだった」
 →他は問題なく過ごすことができたらしい

「一日だけだったからかもしれないけど楽しかった」
  →客観的に分析することができているみたい



そうして最後に息子はとうとう…

「(在籍校)に戻りたい」

と言いました。



最近の私は息子の変化をうれしく思う反面、大変なのはこれからだと思う緊張感から手放しには喜べない気持ちでいましたが…


ついにとうとう、ここまでたどり着くことができたんだなぁ…。

 



今回在籍校でしっかりとした態度で過ごすことができたことの背景には、直近の一ヵ月のフリースクールの登校で自信を取り戻しつつあることが大きく関係しています。

この春からのフリースクールで、我が家は私立校と同等位の費用を負担しています。
本当はこのステップを公立校で踏むことができたならよかったんですけどね…。
不登校3年目でそこそこ元気だった昨年、在籍校で担任の先生と一緒に取り組んでなかなか進展しなくて、もうこれ以上、賭けでもしているかのように機会をただ待ち続けることはしたくない気持ちでした。


つい考えてしまうと悔しいような気持ちもあるのですが、仕方ない。

先に不登校になった娘(息子の姉)は、復学してすぐ公立中学で再び躓いた過去があるので、そういう点からも慎重にしたい気持ちもあります。



そして迷います…。
このまま公立校に、学習の穴埋めを丸投げするわけにもいかないので(かといって家庭では無理)、恵まれた環境のフリースクールで費用を支払った半年分は、最大限有効活用したいと思います。


配分はどうする?
本人が混乱しないだろうか。
フリースクールに通ううちに、公立校への関心が冷めたらどうしよう。
(フリースクールの一般的なイメージの範囲を超えてとてもとても魅力的な環境なのですが、我が家の家計の状況でそのままフリースクール継続〜私立校進学は正直イタイのです…)

とりあえず半年間は、本人が公立校への復学をモチベーションに、熱心に勉強に励んでくれたらいいのですが。

 



まずはフリースクールの先生に相談かな。
こういうときこそ仲良しの塾のおじいちゃん先生にも相談しよう。(相変わらず本人は行っていませんが、月に一度はおいでと私は言われています…汗汗汗)
公立校のソーシャルワーカーさんにも相談できるかな。


状況を慎重に見極め、やるべきことを整理したいと思います。その為に各方面で現状を共有してもらい、相談しまくろう。


記録のつもりでつい長くなりましたが、お付き合い下さりありがとうございます。