タロウ、とうとう受験の日を迎えました。


この機会を知った最初の段階で、ぬか喜びになってはいけない、手順の積み重ねのひとつひとつがタロウの成長につながることだから集中して大事に取り組みたいという想いも強く、私の中のうれしいという感情はそっと脇に置いてここまできました。

年末から一か八かの心境で見守りながら、一歩進むごとに手応えを感じることができました。


体験入学の手前からの一連の過程を先方の学校の先生方が共有して下さって、息子の変化を一緒に受け止めていただいた実感があります。
学校との相性、先生方を含めた環境の良さも改めて感じました。

 

体験入学を終えて以降、受験に向けたいくつかの手順を踏んで、課題の準備等もしてきました。タロウはプレッシャーを感じながらも決意を曲げることはありませんでした。


試験を受ける部屋は、体験入学で数日過ごした部屋と同じ部屋でした。これも配慮なのかな。地味にありがたいと思いました。

事前に聞いてはいたのですが、受験当日を迎えてみるとやっぱり定員割れの状況でした。

プレゼンテーションという名目の発表の試験もあったのですが、体験で見知った先生2人で対応して頂いた程度なので、実態は試験と言うよりコミュニケーションに近いものだったのではないかと思います。
学校と距離を置きながら過ごしたこれまでの時間で、特に心掛けて取り組んできた自然観察が、ここでとても役に立ちました。


学校生活に代わる体験を少しでも積み重ねたい想いで、タロウと共に我が家でずっと続けてきたのが自然観察、生き物飼育でした。

それらの蓄積のような発表を先生方に聞いてもらい、タロウの中には緊張やプレッシャーも当然あったと思うけど、同時にきっとうれしかったんじゃないかな。

 

先生方との信頼関係も、体験期間を通して既にできつつある模様。タロウ、近頃一貫してわりといい顔付きをしています。

 

 

これまでこのブログでネガティブな感情もたくさん吐き出してきましたが、とうとうタロウを最適な環境まで送り届けることができそうです。

 

そのままのタロウを認めて更に力強く引っ張り上げてくれる、言い方を変えると当たり前に安心できる自分の故郷に戻ったような、今までのことを思うと天国みたいに快適そうでとても恵まれた学校です。

どの先生も専門家として魅力的で、安心して委ねることができる。組織の土台がしっかりしているのだと感じる。

 

もしかして、浮かれすぎ…?

と思うくらいなのですが。

でもこういう直感は私、よく当たるんですよ。
この2ケ月の間に実際のところの確認もだいぶできたと思っている。

 

 

早く合否の通知を受け取って安心したいのだけど…

これで落ちる事って、有るのかな 汗汗汗

 

 

ちなみにハナコも今週末に形ばかりの試験が有りますが、単願でほぼ内定が出ている状況なので、コンディションに気を付けて前に進んでいくことができるよう見守るのみとなっています。


ハナコは基本的には大部分、程よく勝手にどんどん一人でやれる子に育っています。

進路を考える過程での最近の成長ぶりは、目を見張るところが有ります。私の領域と違うところでの料理、製菓、イラスト、時々人助け、等々頼もしいばかりです。自分で自分をケアする、大事にする、というあたりを今学んでいるところ。

まだまだ手助けは必要だと思うけど、こちらも環境さえ整えば心配は無用と思っている。

 

 

2人共にだいぶ足りていない経験値と体力は、春からの新生活で徐々に、と思います。

 

 

2人そろって春からお弁当生活の予定なんです。

まだちょっと想像が付き辛いのですが…

我が家らしくのんびりスタートで、緩めに無理の無いように調整しながらいきたいと思います。
 

 

 

おまけ

 

 

 

 

先日、地域では珍しい雪が積もりました。タロウとハナコをそれぞれ誘い出して、家の前の歩道の雪かきをしました。我が家は起伏のある土地に建つ集合住宅で、高齢者が多いのです。隠れボランティアのつもりでがんばって作業した後で子ども達と違いを讃えあって、貴重ないい運動にもなり、雪だるまも楽しんで、受験の緊張感も少しは緩んだかな?

我が家にはありがたい雪でした!