今日は、秋の森のパトロールの記録。
風が吹いていたけど、寒くもないし暑くもないし!
蚊がいなくて(大事)、見るものが盛り沢山の楽しい美しい季節です。
この道の辺りでいつも夕方から鳴き始めるのが、ツヅレサセコオロギ。(エンマコオロギより小さめのコオロギ。)
名前を覚えるまで私、なんと3日もかかりました…汗
"綴れ刺せ"が何のことなのかがさっぱりぴんとこないせいで、3日の間に子ども達と何度も言い間違えました。
歩く度にピョンピョン飛び出していたのに、冬に向かって日に日に見かけなくなっている。
代わりにこの日ここで登場したのが、アオマツムシ。
コオロギ科だけど、草地より木の上を好む。
マンリョウの葉に紛れて…、なるほど、木の葉にこうして擬態するわけですよ。
鳴き声、聴いてみたかったな〜。
この道の先で、実は大発見が有りました。
秋の七草のひとつ…
調べてみたら、我が県のレッドデータブックに、
絶滅(EX) と書いてある。
え?!
絶滅危惧などでも無く、もはや絶滅???
二度見三度見してしまいました。
が、絶滅なんだそう。
夏に出かけた長野県でも見たばかりでした。
だけど確かにこの我が家の地域で見たのは初めて。
園芸品種も時折出回っているし、そんなデリケートなイメージは私の中には持っていませんでした。
地域では絶滅しているはずの花がこちら…
本当に…?!
ここに生えてるけど???
大事に見守らなくては。
ドキドキが止まらない。
見守るといえば、温暖化の指標とされるこちらの蝶もこの道の先で数日前に遭遇したばかり。
(何度もトライしたけど、結局ピンボケ。)
大きな蝶で、美しい羽の動きは見ていて飽きません。
江戸末期にシーボルトによって命名されたこの蝶、100年前は四国、九州辺りにいたものが、温暖化により徐々に北上し生息地域を広げているのだとか。
調べたら、いろいろなエピソードが出てくるのがまた楽しいわけです。
ピンぼけでも後翅の突起が無い特徴がよくわかる写真だったから、帰宅後にタロウと一緒に名前を突き止めることができました。
お次は素朴な野菊。
野菊の中でも普段あまり見かけない種類。
沢山有って私にはなかなか判別しにくいことが多いけど、今回これも帰宅して調べて解決したのでうれしい。
やっぱり秋は菊が好き…!
そうしてこれは、きれいだけど触れないやつ。
鮮やかな色が一際目立っていました!
細くて素早くて写真は撮れなかったけど、オツネントンボも見かけました。
成虫で越冬する(=越年)とんぼということだけど、どうやってするんだろうか。
最後に…
柿はご近所からのいただきもの。ありがたや~。
寒くなるまで、あと何回でも行くぞ!