ハナコの進学相談の為、進学先候補の学校に行ってきました。


受験の為の必要な手順として、先方の学校から指示され予約したもので、
親子別でそれぞれ相談の場を設けてもらっています。

 


出迎えて下さった先生が、先にハナコを別室へ案内してから5分程で戻られ、
開口一番ハナコの印象を私に伝えて下さいました。



「6年間不登校だとは思えない」

(注・学習面を除いた初対面の印象のこと)



自分の知っている多くの不登校の子どもと少し様子が違う、と腑に落ちないような表情。

何があったのかこれまでどのように過ごしてきたのか知りたい、という反応でした。
はっきりした会話の受け答え、落ち着いた姿から感じて下さったとのこと。



年単位で在宅中心の生活を送っている中で、直近では学校に対する葛藤すら忘れたような生活だから、そういう安定感が自然に出ただけのことかもしれない。

 


それでも私としては…

私が最低限守りたかったものが守られていることが証明されたように感じられて

「そうでしょう!!!?」という答え合わせのような感覚で先生の感想を受け止めました。
少しうれしかったのです。

 



だからこそやっぱり地域の学校がどこかおかしいんじゃないの?という風にも、同時に思ってしまう。

 


自分の子育てや子どもの特性を棚に上げて極端な言い方をしているように聞こえるかもしれませんが…
それでもやっぱりここまで不登校の状況に向き合ってきた我が家だから、私は言いたい。

公立校が合わなかった、私が判断を誤った、私の態度が甘かった、ということでは納得がいかない、失望感、危機感のような気持ちがあります。



ハナコは、在籍している学校に何の関心も無いのだと思います。
信頼できる友達、進路のことを親身になって助けてくれる先生方がいる、

これらは間違いなく本人にとって大事なことだけれど、
中学生になってから一貫して学校生活そのものには興味が薄いまま結局終わってしまいそう。



充実した保育園生活の後から今までの短くはない年月、子どもにとって大切な貴重な9年間…
自宅のすぐ前の学校と対峙しながら、結局9年を棒に振ったのだと、とうとう思い始めている。
(我が家の目の前の公立校は小中一貫校で9年制。棒に振ったと感じるのは学校の公教育の範囲の話です。)
紆余曲折あり、一概には言い表せるものではなく、複雑な気持ちです。


でも今日の相談の場で、春から検討中の新しい学校の目指すものと私の望むものが一致していることが更によくわかり、
いよいよハナコにとって新たなスタートの時なのだと感じています。

 

 

ハナコは自分にとって受け入れられるものと、そうではないものを、いつもしっかり感じて判断しています。

 

 

保育園時代に丁寧に育ててもらった人としての根っこの部分をこれからしっかり使って、今度こそ社会に向けて伸びやかに枝葉を広げていけると信じたいのです。

 

 

よかった体験を記録するつもりが、今日もやっぱりなんだか愚痴っぽくなってしまい…汗汗汗

いつになったら、こういう感情から解放されるのか。

吐き出しにお付き合い下さり、ありがとうございます。

 

 

 

おまけ

 

秋や春の野山に咲く、こういう素朴な花が好き。

あっという間に森が冷え冷えしてきました。