「強制的に何かをさせられるのは嫌だ」
という発言もあったタロウ(小4)に今必要な事として、今後の事を話題にしてみようと思いました。
「タロウがこのまま家での生活を続けるようなら、お母さんには考えていることがあってね。
これからは、タロウにとってのお母さんの役割だけで無く先生の役割も引き受けていこうかな、と思っているんだ!そうしてこれからタロウに課題を出していこうと思う。」
最近、どちらかというと私主導で、タロウは国語の教科書を書き写す課題に取り組み初めていました。
そんなに大した量&内容でも無いつもり。
最低限、机に向かう習慣を継続できるようサポートしたい私の思いと、本人のモチベーションが少しばかり噛み合わず…
どうしたものかと考えていたところでした。
しかしながら本当は私、"先生の役割"という辺りについては、積極的にやる気などあまりありません。
揉める図しか思い浮かばないから…汗
何より、外に出て学ぶことが本人にとってベストだと思っている。
そういう考えの元、本人に選択を促すように話を続けてみました。
(なので実はここからが本題…!)
「タロウが今のまま、どうしても外に出るのが嫌という事なら、家でお母さんと工夫しながらどうにかして勉強をがんばって続ける方法を試すしかないよね。
お母さんとのそういう関係性が嫌だと思うなら、外でなんとかすればいい。
外のどこに通うかは、ここもあるし、あそこもあるし、こういうのでもいいんじゃない?」
「将来なりたい職業ができた時、職業によっては学歴が必要になるからね、勉強をしないとそれを選ぶことができない場合が有るんだよ。勉強は続けることをおすすめするよ。」
学校に行かなくなりもうすぐ2年、以前と比べ活発な様子で生活している状況ながらほとんど家庭学習ができていないので、この辺りで真剣にテコ入れしておきたい…!
家庭学習と同時に、社会の関わり方の経験値も補っていかなければと思ってる。
選択肢の中に今回敢えて学校は入れませんでした。
具体的に挙げてみたのは…
興味が有ることが確実な様子の実験教室や将棋教室、本人がいつか必要に応じて頼りにするであろうと思っている不登校以前に通っていた近所のおじいちゃん先生の自宅(塾)や、タロウにとっては少しハードル高いであろう個別指導の駅前の塾など。
現段階で、これらの内どれだけ本人の中で具体的にイメージできているだろうか…。
話の最中、タロウはまたまた臆病なヤドカリのように、クッションに顔をうずめて丸くなってしまいました。
「どう思う?」と尋ねると「わからない」と答えて…
そのまま違う部屋へ逃げるように移動していきました。
それ位、なにか思うところのある会話だった、ということならいいんだけど!
(前向きに!)
そのまま放っておきました。
翌々日、地域では珍しく雪が降りました。
タロウは朝から大はしゃぎで、活発な気持ちでいるようでした。
唐突にタロウが
「今なら(おじいちゃん)先生のところに行ける気がする。(おじいちゃん)先生は(学校の)先生じゃないもんね。」
と言い出して、その後一緒に雪の中を散歩がてら、おじいちゃん先生のお宅まで、いただきものの野菜のお裾分けに行くことに。
(立派過ぎる大根をリュックに入れて…笑)
自宅から徒歩10分。先生宅の玄関先で、なんなら私、そのままタロウの目の前で月謝袋を取り出して見せながら「先生、これからまたボチボチお願いします〜!」と月謝を手渡ししようかと一瞬考えて…
やらなかったけど…、
やっぱりやればよかったかなぁ!!!汗汗汗
タロウが及び腰なのがわかっていたから、一緒に野菜を届けに訪問できただけで、良しとしてしまいました。
やれやれ、足踏みしているのか進んでいるのか全くわかりません。(その間、体重だけは確実に増えている…!苦笑)
タロウからおじいちゃん先生の話が自発的(?)に出てきたように思える点が、今回の収穫だったと思うことにしよう。
勉強を続ける意識と、手段を選ぶということが改めてタロウの中に課題として残っていたらいいな。今後も、あまり間を置かずに刺激していかなくては。
おまけ