前回、私なりに我が家の不登校事情を整理していく思考の流れから、今回もう少しだけタロウ(小4)が学校に行かなくなった時のことを振り返ってみたくなりました。


小学1~2年生だった当時、コロナ事情からの休校の前後で数か月続いた行き渋りの末、3年生の始まりと共に学校に行かなくなったタロウでしたが、そこから半年ほど経った頃にタロウが胸の内をぽろっと私に漏らしたことが有りました。


「体育の時間が地獄だった」という話です。



就学前は運動についてそこまでの苦手意識は無かったように思うのだけど、気づけば跳び箱は一段も跳べずに終了、鉄棒は”つばめのポーズ”ができない。縄跳びも苦手…。全くフォローもしてあげられませんでした。

体重の増加も大きく関係していると思っています。


就学前と後で、生活する中での運動量が大きく減ってしまい、徐々に体重が増えました。
学校生活の運動量の事情に加えて、放課後も外遊びの機会がなかなか持てませんでした。

特別食べる量が増えたとは思っていないけれど、元々食欲は旺盛な方。
減った運動量、増えた体重、筋肉の成長が追い付かず、ますます運動しにくい体になっていったのだと思います。(その後更なる在宅生活で体力は減る一方…泣)

運動系の習い事に誘ったこともあったけど、折悪しく同居していた義母が体調を崩してから看取るまでのドタバタの一年間が同時進行だったので、そういうサポートの努力を私が怠ってしまった。これも今思えば、悔やまれる点です。



運動ができない自分の姿が、クラスメイト達の目にどう映るのか…。

タロウは必要以上に辛く感じてしまったのだと思います。

運動に限らず、タロウのそういった傾向については乗り越えなければいけない課題だと、それ以前から私としても感じていたけれど、個々のペースを互いに尊重し合う保育園の環境が、それらを自然にカバーし乗り越えさせてくれているようにも見えていました。


学校生活においてもそういう調子で揉まれて強くなっていってくれたら、と前向きに期待していました。

今後タロウと友達との関わりが増えてきた時に、こういう部分の成長が再びカギになってくると考えています。

信頼できる友達同士の関わりの中で、自然に理解する、乗り越える、ということが一番だと思っています。






そうして今も続く、タロウの在宅生活。

最近はだいたい毎日、午前中はゲームに熱中し、飽きるとテレビや動画、そして昼食を挟んで午後になるとなんとなく退屈し始め、何かやることはないかと探し始めるみたい。

 

そういう時にたまに料理をすることもありますが、残念なことに私は午後から仕事なので、その退屈な時間に一緒に何かをしたり、提案することが難しいのです。

やる事を探している前向きな空気を、どうやって次のステップにつなげていけるかが課題です。



午後の課題とはまた違うニュアンスになるけれど、タロウの為に私が用意している計画がいくつかあります。


魚釣りみたいに、私からタロウの目に写るところにチラつかせて、タロウが動くのを楽しみに待ちたいと思う!




その① 地域の体育館で家族や友達と卓球♪


日曜日の単発イベント。徒歩10分の場所なので、気楽に行けたらいいのだけど。とにかく家から出たがらないタロウなので様子を伺っています。ハナコ(中2)も同様に。友達を巻き込めるか検討中。




その② 将棋 ※選択肢として以下3つ。


・徒歩5分の塾の先生の自宅で、先生の奥さんと楽しむ。元々小学1~2年生の頃に奥さんから教えていただいて覚えた将棋です。


・徒歩10分の地域の施設内でやっている、高齢者向けの将棋サークルに参加する。私は複数回参加済み。子どももウェルカムな空気感でした!顔見知りのご近所さんの姿も有り、不登校への理解のある強力な助っ人さんもいるサークル。


・家から少し遠いけど、プロの棋士さん主催の将棋教室に参加する。子ども同士の賑やかな交流が見込める。活発で明るい空気感が好印象の教室。




その③ 実験教室


タロウが関心を持ちやすそうで以前から気になっていたのですが、毎週となると交通機関の利用も含めてそこそこ高額なので躊躇していました…汗
改めて今の状況から考えるとお値段に見合う価値があるように思う。まずは単発のイベントや体験にそれとなく参加して、反応が伺えたらいいなぁと。科学や自然のネタが盛り沢山で楽しそうです!



その④ 夏休みに向け友達を誘ってみんなで遊びに出かける計画を立てる!
例えば動物園、水族館、映画館等、子ども同士で行き先を決め、公共交通機関を利用して出かける。私は付き添い係として参加。




どれも私はやる気満々!
タロウはどうだろう…。④は好感触でしたが。
次のステップとして、背中を押す程度に友達に声を掛ける段取りを私がしないといけないかな。


②も、声を掛けると行くと言うけど、実際に足が動くかどうかはタイミングと気分次第かな。
一年前にも散々試してみたけど、今また試したいところ。


選択肢としてすごく充実したラインナップだと思うんだけどなぁ。特に将棋。過程を私も一緒に楽しみたいと思います♪




学校関係の取り組み、あまり記録できていないけど、タロウ本人より私が動くレベルで継続中です。

時期が来れば進むと思ってあまり気にしていないけど、学校の先生方の存在は今年本当に心強い。




家庭中心の生活であっても、子どもらしく学ぶ気持ちを忘れて欲しくない。


毎日を健康に生き生きと楽しく過ごして欲しい。


私の願い。
 


おまけ



タロウ、自分のお小遣いでみじん切り器を買いました!ニトリで300円位のやつ。早速ドライカレーを作る。お母さんも使っていいよ、と言われている。