思い通りになるものなど、何一つとしてない


「自分の子だ、自分の財産だ、と考えて 
愚かな人は苦しみ悩む」


親は、子どもが言うことを聞かなければ腹を立て、悩みます。


また誰しも財産を失うことに恐れを感じます。


それは、子も財産も

「自分のもの」

という思いがあるからでしょう。


しかし、自分の身体や心でさえ、病気になったり、欲に負けたりして思い通りにはなりません。
(四苦八苦)


自分自身も、「自分のもの」とはいえないのです。


子どもであろうと、財産であろうと、


自分のものでないことは明らかです。


そのことを忘れなければ、怒りや不安を感じることはないでしょう。