まちおこしアイデア!食のブランド「直江津」を創り出します | 地方都市は死なず! 滝沢いっせい ブログ爽創通信  *09016693890*kpissey@rf6.so-net.ne.jp*

地方都市は死なず! 滝沢いっせい ブログ爽創通信  *09016693890*kpissey@rf6.so-net.ne.jp*

上越市議会議員滝沢一成のブログです! 日々感じたこと、考えたことを、できるだけ素直に書いてゆきます。
滝沢一成のテーマは「雪」「老い」「貧困」、これらを追及します。

観光は「観て回る」ことと同じかそれ以上に、「味わう」ということが、重要な要素です。目と耳と、舌で楽しむものです。


函館のいかそうめん(に代表される北海道の海産物)、喜多方や和歌山ほか全国にある(やや飽和した感もある)「ご当地ラーメン」、讃岐のうどん(東京さえ席巻しています・上越にもお店が出来ました)、仙台や小田原のかまぼこ(平八の方がはるかにうまいのに・・・)、大分の関アジ・関サバ(他産と比べて食べても違いが分かる人が何人いるか、でも高くても払います)、信州のそば(新潟にもあるぞといわれるかもしれませんが、全国的には「そば」といえば信州です)・・・いくつも例を挙げることができます。


その点、上越はどうでしょうか。これといった「味わい」を提供してこなかったのではありませんか。上越と聞けば全国の誰もが思い起こせる「味わい」を創り出す。箱物を作るよりはるかに安くできる「ブランド創り」だと考えます。


ブランドは、人の心の中に生まれる「伝説」です。「伝説」を信じれば、人々は高くても買います。遠くても行きます。

そこで、直江津の「伝説」化=ブランド化を、ここから始めることを提案します。
滝沢いっせい ブログ爽創通信

甘えびの港 直江津 あるいは 

上越甘エビ・甘カニロード(名立~直江津~鵜野浜~柿崎)

直江津を、あるいは名立~直江津~鵜野浜~柿崎を、「甘えびの港」「甘えびロード」として、売り出します。


東京で、「新潟県といえば?」と質問すると、まずは「米どころ」「雪」「酒」という答えが返ってきます。そして次に多いのが「甘えび、おいしいですよね」です。

都会人にとって、甘えびは、とても魅力的な食べ物です。「上越にいけば、おなかいっぱい甘えび料理が食べられる」ということになれば、「さあ甘えびを食べに上越に行こう」という強力な吸引力になります。
直江津の駅前から港にかけての既存・新規飲食店を連合し、甘えび料理・・・刺身、てんぷら、甘えび丼、それらの甘えびづくしを提供する環境を作ります。鵜野浜温泉を中心に、どこでも甘えびが堪能できる「甘えびロード」を構築することもできるでしょう。


たしかに、甘えびはたいていの日本海側の港で水揚げされます。しかし、いまだ「甘えびの港」と大々的にキャンペーンを張っているところはありません。金沢市が、冬の一時期「甘えび祭り」を行っていますが、金沢=甘えびと結びつくにいたっていません。どこよりも早く、「甘えびの港」「甘えびロード」としてキャンペーンを張る、大きなチャンスです。


近ごろは甘エビなんてどこでも食べられる、という方。確かにそうですが、関サバ関アジをお考えください。アジやサバなんてどこでも食べられます。でも客を呼べる。高く売れる。「本物の甘エビを食べたければ、やっぱり直江津に行かなければ・・・」「ちょっと高いが直江津の甘エビじゃないと・・・」という伝説にすればいいのです。

直江津港での甘エビの水揚げなんてないのでは…という方に。極端な話、一匹も直江津で獲れなくていいのです。大切なのはイメージ。変な話、イメージさえ定着すれば、「甘エビがおいしい山里妙高」だって成り立ちます。要はブランドイメージなのです。日本海はかにがおいしいことでも、知られています。「甘えび」とならぶ「甘かに」という言葉を作って、かにも目玉とすることが考えられます。

これまでも、新鮮な海産物を売りとする観光は確かに続けられてきました。いま大切なことは、それを原資とした継続的な戦略を展開し、「甘えびといえば直江津(上越)」というしっかりとしたイメージを育てること、そして訪れた人々を満足させる仕掛けを作ることです。いかがでしょうか。