私が21歳の時に
母は49歳で急逝しました
私が高1の時に
母は高血圧からの
脳梗塞で倒れ
昔は今と違い
完全介護ではなかったので
私と２つ年上の姉とで
病院に泊まり込み
母に付き添ったりしてました
姉は高3で
高校卒業→短大進学
の丁度時間がある時だったので
姉がメインに泊まり込み
母のお世話を頑張ってくれてたのを覚えてます
私は春休み期間の
ほんの何回か
それでも
高校生の娘たちが
母の下の世話をするのは
私たちも辛かったし
母も辛かったと思います
命はとりとめたものの
右半身に麻痺が残った母
我が家は三姉妹で
私は末っ子で
2歳ずつ離れた姉が2人
母が退院した時
2人とも進学の為家を出ていて
当時高校生だった私は
朝7時には家を出て
部活やバイトで
帰宅は夜の7時とか8時
私は見た事はなかったけど
寂しくて泣いてる時があったんだって
父に早く帰れるように
バイトは辞めろと言われた事もありました
はーい
って言って
辞めなかったけど
だって、お小遣いが増える訳じゃないから
私も短大進学で家を出て
そのまま就職
三姉妹は別々に住んでたけど
母はちょこちょこ
遊びに来てくれました
社会人になってもうすぐ1年という時に
従姉妹の結婚式があり
三姉妹で実家に帰る予定になってました
その少し前に
施設に入っていた100歳の曽祖母が
危ない状態で入院
母が入院していた病院で
家族がつかなければいけなくて
体の悪い母と
祖母が看病につきました
北海道の田舎なので
他に病院はないんですよ
三姉妹で帰る
その日の朝に
母から電話がきて
「曽祖母が亡くなった」
のを聞きました
100歳なので大往生です
悲しみとかはなく
お疲れ様という感じだけで
結婚式は変わらず出席するよという予定で
三姉妹で車に乗り合わせ
実家に帰ったところ
疲れて寝室で休んでいたはずの母が
息をひきとっていたのを
長女が発見しました
朝の短い電話が
母との最後に交わした言葉でした
家族全員パニックになりました
泣きすぎて
過呼吸に発作を起こした事もあります
数ヶ月はまともに眠れず
心のどこかで
母の亡くなった
49歳という年齢が怖かったので
自分が50歳になった時
一山超えたと思いました
母は右半身の麻痺がずっと残っていたので
右半身をかばいながら歩き
左手で右手を
いつも支えていました
私が手術を終えて
右手があまり使えなくなり
右半身をかばいながら歩くようになった時
30年前に見ていた母の姿だ！
と、突然思いつきました
私は髪の毛はだいたい長くしてて
入院前まで肩甲骨くらいまであったけど
入院に備えて
顎くらいまでのボブヘアに
ばっさりと切りました
（帰省していた美容師の娘に切ってもらいました）
母もいつも
顎くらいの長さだったんだよね
長くても
肩につくかどうか
母の姿と
自分の今の姿が重なりました
私は元々
生きる事に執着はなかったけど
母の死がショック過ぎたので
子供たちには
そういう思いはさせたくないと思っていました
前の旦那さんがモラハラ体質で
15年の結婚生活のうち
10年はメンタルの病気になり
離婚して
病気の原因の元旦那さんと離れて
病気は治ったけど
一度壊れた人生を立て直すのは
本当に難しくて
ずっと
すごくストレスの溜まる生活を送り
「どうせ私なんて」
「私に自分を大切にする価値なんてない」
と自分を後回しにして来ました
でもここ1〜2年
やっと自分を大切にしなきゃ！
と思い
睡眠をしっかり取るようにしたり
（私にはゆっくり寝ている価値はないと思っていた）
自分も楽しんでいいんだ
と思えるようになり
朝の情報番組のスッキリで
オーディションを見て
BE:FIRSTが大好きになり
丁度周りに同じくBE:FIRSTを好きになった友達がいたので
50歳をすぎて
初めての推し活を楽しみ
ライブの楽しさを知り
ライブハウスデビューもして
生き方を変えよう！
と思い
色々方向転換し始めた矢先に
肺の腫瘍が見つかり
毎日泣いて泣いて
推し活を楽しみつつも
色々な問題を抱え
本当に辛い状況だったので
人生のなかでも1番最悪な状況の中で
私は死ぬんだ
って毎日泣いてました
我慢とストレスだらけの生活ではなく
せめて普通に暮らしたいって
退院して初めての外来が11日で
やっと病理の結果を聞けます
痛みはついたまんまだし
結果を聞くのも
すごく怖いです
腫瘍は切除したから
このまま定期的に様子を見るだけで大丈夫
ってなればいいなと願ってます
どうか追加の治療の必要がありませんように
痛みもなくなって
そんな事もあったね
ってたまに思い出す
そのくらいで済んで欲しいです
私は
私の人生をもっと楽しみたい
私は
私を大事にしてあげたい
だからその時間を私に下さい
皆さんにも
自分を大事にして欲しいです
