雨のマドラウンジ発、再びアイルランド経由、バルセロナ。 | いしだ壱成オフィシャルブログ『Arrivals』powered by アメブロ

雨のマドラウンジ発、再びアイルランド経由、バルセロナ。

皆さんこんばんは!!


昨日はどっしゃ降りの雨のなかのマドラウンジ、せっかくの六本木ヒルズの52階なのに景色も靄がかって殆ど見えないなか!!


あんなに沢山のお客さん達が来てくれて、しかもバリバリ盛り上げてくれて本当に感謝です!!


嬉しくって自分もブースのなかでがんがんはしゃいでしまいました(笑)


自分のなかでも今年のベストプレイに入れたい位、新しいものが見えたし、これだ!みたいなバイブレーションをひしひしと感じられたり、何よりも楽しんでやる事が出来て本当に良かったと思っています。


って自分で決めるものでも無いけど、そのくらいHappyな雨の夜でした。


ザッキーさんこと、坂崎タケシさんも『今日はイイねイイねー!!どうしたぁ!?いつもと全然違うじゃん!!』って言ってくれて、選曲自体はさほど変わって無いんだけど何かが違った様で‥なんかリスペクトしている先輩が褒めてくれると、素直に直球で嬉しいものですね。


ザッキーの後のトリを務めたMITSUUの流れが綺麗~なプレイもいつも通り、良かった。大親友なみっちゃんは本当に流れを作り出すのが巧いな~っていつも感心して聴いてます。


気持ち‥なのかな。


楽しむ気持ち、楽しんで欲しいと思う気持ち、前向きな気持ち‥それが伝わったり、伝わってきたりして交ざっていってひとつになれるのかな。


って思いながら雨上がりの街の薫りを深呼吸しながら家路に就きました。
感謝っていつでもどこでもどこまでも大事なんだな、とまた実感。


そして、皆さんいつも素敵なメッセージをありがとう!

けっこうケルトが好きな方いらっしゃるんですね、嬉しい。
僕も知らないバンドやアルバムの名前が出て来て、良い勉強になります。重ねて‥ありがとう!


僕、旅が好きだヨーロッパが好きだと行っておきながら何故か今までアイルランドの土だけは踏んでいないんです。

ほかのヨーロッパの国々は色々と廻ったんですが‥一番縁を感じる、音を聴いただけでなんていうか身体や、もっというと魂が震える程の何かを感じる場所、ホントだったら真っ先に飛んで行くであろう国なのに、未だに一度も無くって。


その時期が来たら行こうって思っています。

未だきっと早いんだろうなぁって思っていて‥何かの理由で早いんだろうって。


いつかアイルランドに行ったら、行ってみたい街があります。


ドネゴール。


という首都ダブリンから奥の奥に行って辿り着く小さな小さな街。

ケルトを彷彿とさせる景色を観たかったら、この街に行くといい、と何かの雑誌で読んで以来、憧れの街です。


エンヤも確かこの街の出身なんですよね。
で、ドネゴールの街角のアイリッシュパブでは未だエンヤのお父様がイーリアンパイプを毎晩奏でているとかいないとか‥そんなお話を聞いたことがあります。

行くこと自体、けっこう大変な場所みたいだから頑張って列車とかバスを乗り継いで辿り着く最果てのケルトの聖地。


そんなイメージがあります。


いつか旅の最終地点になるんだろう、ドネゴール。


エンヤのお父さんの演奏が聴けたらいいな。


よくダブリンに仕事をしに行くミュージシャンのお友達が『あれほどチューニングにうるさい連中はいないなぁ』ってぼやいていました。
チューニングにうるさいという事には当然意味があるからなんですが‥昔っから伝わるアイリッシュの楽器は基本的にチューニングが狂い易く、扱いも大変なんだそうです。

特にイーリアンパイプなんかは、ただ鳴らしてもぴったりとしたチューニングの音が出るわけでは無く、奏でる人の、それこそ技量にかかって来るんだとか。
日本では、きちんとイーリアンパイプを演奏出来るミュージシャンは確認出来てるだけでたったの二人程しかいないそうで、僕も前に『Pur』(ピュール)という自分のアルバムをレコーディングした際に、そのうちの一人の方をスタジオに呼んで演奏して頂きました。
でも、その時に使ったスタジオのレコーディングブースの湿度や温度の関係で一曲終わるか終わらないかのうちに、僕でも解る位にチューニングにずれが生じていて、そのパイププレーヤーの方はそれこそ四苦八苦されていたのをよく覚えています。


『あーまただ、すみません‥』


と録音が止まる度に謝られるのですが、いやいや全然その方がどうとかではなくって、それだけ極度にデリケートな楽器なんだぁって、変に感心してしまいました。

僕も、ティンホイッスルを2本ほど持っていますが、確かにいきなりほかの楽器とセッションしようと、吹き出したらなんか気持ち悪くって、よーっく聴いてみたらチューニングが全然ずれていたりします。

ホイッスルは見た目、立て笛で口を当てる部分をぐいぐいと回してみたら突然にチューニングが合ったりするんです。


これだけチューニングの狂いやすい楽器ばかりで、なおかつアイルランドの海風吹きすさぶ荒涼とした大地と、深く寒々とした森、乾いた岩場や原野。


そりゃ、チューニングにも慎重になるでしょう?


ってダブリン帰りのお友達に聞き返したら、


あんなにでかくてゴツくてガタイが良いのにみんな本当にうるさいんだよ~。
とため息まじりで苦笑いしていました。


‥や、でもでかくてゴツくてガタイが良いのとチューニングの正確さを求めるのとは、全く関係ないと思うんですけど‥ネ(笑)


それだけデリケートな楽器たちのチューニングをピタッと合わせて奏でられるケルト音楽‥無条件に身体が感動で震えても全然おかしくないなって思いました。


前に質問にあったコアーズをはじめ、エンヤ、U2、エルビス・コステロ、シンニード・オコナー、and more&more‥優秀すぎるほどのミュージシャンやアーティスト達があんなに小さな島から次から次へと世界へ輩出されて行くのも解る気がします。


ロックの原点とも言われるケルト音楽。
その昔、アイルランドから開拓時代のアメリカに渡った屈強なアイリッシュ達が故郷を想って夜な夜な演奏していたケルト音楽、それがいつしかカントリーミュージックという音楽に姿を変え、そしてロックが産まれた。

音楽は無限だなぁってルーツを辿るたび、感じます。本当にそうですね、コメントで書いて下さった方もいらっしゃいました。


アイルランドはまさに音楽の島です!


サッカーも盛んですし(笑)


アイルランド代表プレーヤーと言えば僕のなかでは引退してしまったけど、ロイ・キーン。キーンと言えばプレミアリーグ、プレミアと言えば‥いや本当にデコですよ!!


こないだも巧~いフリーキック決めてましたね!


あっれ!?こんなフリーキック上手い選手だったっけ!?
って独り言いいましたもん。


バルサを後にした選手が活躍するのを観るのは嬉しいんです。
遡れば、ロナウド、リバウド、ペップ、等など。その前にはマラドーナもいましたもんね!僕はリアルタイムではなかったですけど‥ギリ、ロナウドです(笑)


ロナウジーニョのミランでのプレイは未だ観てないんですけど、いやデコですよやっぱり!!


あいたたたって頭抱えてました(笑)


反面、よし!デコもロニーもいなくなったけど、ペップが監督になってよりバルサらしさを増した筈の今季最初のバルサの試合を先日TV観戦!
確かチャンピオンズリーグの予選、相手は‥初めて名前を見るチームでした。


相手が守りを固めてたのもあるんでしょうけど‥僕的には、あ?え~!?の連続で(笑)
ベンチで目が点になっているペップ監督の気持ちがよくわかりました(笑)


なんでしょうね、最終ラインでのミスが多かったから、まだ連携がうまく取れてないのか、いやいやプジョルさん!そこまで上がる!?むしろウィングっすよ、その位置!
くらいに最終ライン高かった気がしました。


思うに、そのバランスをデコがうま~くとっていたんだと今さらながらに感じました。

ファンタジスタというよりはファイターなイメージ、攻撃も凄いけど、守備が凄い!!しかも相当泥臭いっていうのが、バルサ時代の僕のデコの印象です。

そのデコのファイトが、バルサの最終ラインを裏で支えていたんでしょうね。


ライカールト前監督も、とはいえ守備的な部分があったし、ペップ現監督はそれを無くして、攻撃の方により重点を置いたのでしょう。

でもプジョルやアビダルがあんなに前線に居続けるのも珍しいなと思う反面、自陣ゴール前でのバルサの言わば名物(笑)ハラハラドキドキさせるけど、結局大丈夫なディフェンス、は今季も健在かな?って思わず微笑んでしまいました(笑)


さて、ずいぶんと書いたからまた別の書き仕事に戻りまーす!


今日もありがとう。


皆さん今日もご苦労様でした!


おやすみなさい。


壱成