私は当社に入社して13年目であり社員の中では一番の古株となっています。
この13年私自身紆余曲折を経て現在があります。
当社は自己成長を求める会社なのでただ単に仕事をしているだけでは属していることが難しくなります。
それ故に今まで幾人もの人間が退社をしてきましたし、私もそれを考えた時期もありました。
私が入社したころは色々と仕事の内容で詰められることも多かったのですが決してそうしたことが嫌だったわけではなく、年数の経過と自己成長が伴っていなかったことへの苦しさがありましたね。
それは自分自身の問題が指導は受けていたものの結局それを確実に実行していなかったことで首を絞めていたのだと回顧しています。
今当社には当時よりも多くの社員がいて30代と20代が半々くらいの比率なのですが、20代の社員を見ていると当時の私がやってきたことをそのままやっていて苦しんでいる、成長出来ていない人間もいます。
例えば期限を守るというのは仕事に限らず人間として生活をしている上では当然のように行なわなければいけないことも仕事をしているとそうしたことが守れないことがあります。
人間ですから一度や二度くらいそうしたことがありますが、若い時は仕事の段取りも出来ない時期でしたから提出時間を守ったり守らなかったりしていました。
それは何故出来ないかと言えばスケジュール管理が出来ていないからであり、いつ、いつまでになど手帳に書き込んで時間管理をする事柄でもしなかったことで時間が守れないでいたのです。
今となっては懐かしい思い出となっていますが当時はそれが横行していました。
今の若手を見ていてもそうしたことが出来ていないで自分で苦しんでいる人間もいますね。
上司の立場からするとそうしたことはサポートしていきますが、最後は自分がやるかやらないかですからね。
その最終的な段階にまで他人が踏み込むことは出来ませんから私の場合は自分自身でそうした一つ一つを確実に出来るようにしていき何とか成長出来るようになっていった次第です。
しかし人によってはそれが出来ない、むしろ当社にいた人間はその時々に訪れる壁においてそうした自己変革が出来なかったことで退職をしていくことになりました。
つまり最後は自分なのです。
そして選択をするのも自分です。
私はそうしたことを乗り越えて自社に残ることを選択したから今があり、それは諦めないで良かったと思っています。
今だから言えることですが長くやっていればそれだけ成長していくことは出来ます。
自分からその成長を放棄するから退職の道を選んでいったのであり、成長出来るかどうかは選ぶか放棄かを選択するということだと思うのです。
人間の成長とは難しく、自分自身ではないだけに色々と考えさせられるものです。