14年間勤務した空知新聞社を昨日付で退職した。

今日から、南空企画というフリーペーパーを発行する会社に所属。

4月6日付で新たな情報紙「週刊みなみ空知」を発行する。

ぼくは、その編集長。

記者は、空知新聞社時代の部下2人と、もともと南空企画にいた社員1人、それにぼくを含め4人という体制である。

週刊みなみ空知は毎週土曜日付で発行し、タブロイド判カラー(一部モノクロ)で、12~16ページ。

6日付の創刊号は「創刊特大号」と銘打って、どどんと20ページで発行する予定だ。

南空知は4市5町だが、当面は岩見沢市、美唄市、三笠市、月形町の3市1町が主要エリアとなる。

理念は「超地域密着」。

ぼくの考える「超地域密着」とは、他紙が拾わない細かいイベントまで取り上げることではない。

もちろんそれもするが、言葉の真の意味で、地域とともに考え、ともに歩む情報紙を目指す。

具体的には、現在、地域で大きな課題となっている公共交通の問題。

人口減を背景とする利用者数の減少や人手不足で、公共交通は路線の廃止や減便が相次いでいる。

行政機関も手をこまねいているわけではない。

住民の足を確保するため、関係者による協議会などで対策を検討している。

「超地域密着」を掲げる本紙では、協議会を取材するだけにとどまらず、実際に「足」がなくて困っている住民を取材したい。

つまり住民目線の取材に努めるのだ。

ちなみにキャッチコピーは「読めばもっと南空知(このまち)が好きになる」である。

新たな挑戦には、困難がつきものだ。

今、胸には期待と不安が交錯している。

正直に言うと、不安の方が大きい。

ただ、期待感は今まで感じたことのない種類のものだ。

さあ、何とか不安を拭い去って、この新たな挑戦を楽しもう。