今朝、下の娘が大阪から夜行バスで帰ってきた。

前日から日帰りでユニバーサルスタジオに友達と行っていた。

大阪に行く前の晩にユニバに行くために買ってきたロリータの服を着て、何度も何度も僕に似合ってるか聞く。

カラコンも青と緑のどちらが良いか聞いてくる。

娘を引き取り、嫁と籍を入れた。

子供達も家庭裁判所で手続きをして、正式に自分の娘となった。

上の娘は今年一人暮らしを始めた。

それでも、ちょくちょく帰ってはくる。

安いお給料で家賃、光熱費などの支払いで大変なようで、親としてはしっかりと食事をしているかが心配で、先日も今月のガス代の支払いが厳しいと嫁にお金を貸してと話していた。

嫁はガスなんてすぐに止められないから、お給料が入ったら払いなさいとの答え。

自分も10代で家を飛び出して、若い頃は本当にお金もなく食べることにも困った時期があり、増えるのは借金ばかりだった。

だから、ついつい娘を甘やかしてしまう。

「明日、コンビニで払っとくから、振込用紙渡しな」

本当に?と言いながら、ニコッとする上の娘。

下の娘は二十歳なのに、僕が寝ているベッドの横に寝そべり、

「ねぇ、ねぇこれ見て」と

なにわ男子のYouTubeなどを見せに来て、なかなか横を離れない。

年頃の娘にこちらが逆に気を使うほど。

今では嫁よりも僕が彼女の話し相手だ。

彼女いわく、僕は彼女のお供らしい笑

水戸黄門で言えば、黄門様と格さん、助さんの関係笑

2人ともとても可愛い。

嫁と籍を入れる時、子供達を引き取る時、自分なりに色々と考えたけど、本当に良かったと思っている。

47歳で初婚。

それまで、何人かの女性ともお付き合いさせてもらったけど、結婚とか子供とか考えなかった。

だから、きちんと避妊もしてた。

自分が子供の頃、虐待やネグレストの経験があるから、無闇に子供ができる事はしなかった。

それに自分を知っていた。

結婚して嫁や子供を養う責任感もなければ自覚も若い頃にはなかったし、1人で自分勝手に生きたかった。

だから、若い頃に自分と真剣にお付き合いしてくれた彼女には申し訳ない気持ちで一杯だけど。

でも、子供達を引き取り嫁と籍を入れ、もう自分の子供は諦めていた。

でも、こんなに可愛い娘が2人も出来た。

有り難い事だと思う。

自分なりに理由はあったにせよ、こんな好き勝手に生きてきた男を受け入れてくれた嫁に感謝だし、僕に娘という宝物が出来たことにも感謝です。

いつも、ありがとう。