ここ最近、精神的に調子が悪かった。
もう、3ヶ月ほど前から泣きたい気持ちが心の底にあった。
でも、男性ってなかなか泣けないんです。
小さいときから、「男の子なんだから、我慢しないとだめでしょ。」
男だから強くないといけない!!男は泣くもんじゃない!!
などの固定観念が植え付けられているので、心の中がいっぱいでもなかなか泣けない。
3ヶ月ほど前からネットで泣ける話や泣ける小説を調べて、
借りてきては読むんだけど、本などは感性の違いもあるからネットで推薦している本でもなかなか心の奥に入ってこない。
そんなんで3ヶ月間ほど、すごくしんどかった。
2日前にブログにアップした「MISIA/飛び方を忘れた小さな鳥」
今日、朝歩きながら聴いていた。
僕が住んでいるのは、家を出てから裏通りを歩くと風俗街がある。
夜はなるべく呼び込みのお兄さんをかわすのがめんどくさいので、表通りを歩く。
しかし、朝は風俗店も終わっているので、裏通りをいつも歩いています。
そして、いつものようにネオンの消えた裏通りを曲を聴きながら歩いてた。
その曲の中にこんな歌詞がある。

飛び方を忘れた鳥のように
僕は何かを見失って
傷ついたその場所から生まれ出た
痛いほどの幸せを見つけた

何か自分に突然その部分がリンクして、いきなり涙が出てきた。
もう心の中は破裂しそうな風船のようになっていた。
一度決壊した涙は止まることを知らず、溢れるように出てきた。
誰もいない裏通り、涙を流しながら歩いた。
朝にいつも立ち寄るマックまで涙は止まらなかった。
そして、充血した目でいつものようにマックのホットコーヒーを注文する。
そのホットコーヒーを静かに飲みながら、心の奥が温かくなっていくのを感じた。
もう限界すれすれだった心が、また音楽によって救われた。
曲、ひとつの詩、それに込められた想いが心の中を涙によって浄化してくれた。
そして、また今日も僕の背中に陽は差した。

再度、MISIAの「飛び方を忘れた小さな鳥」をアップします。