よくクライアントの方から、記憶について尋ねられることが多い。
過去の問題などから、記憶の曖昧さや現在の記憶力が低下していたりすることで質問を受けることは多い。
記憶と言っても色々なことがあるが、今日は記憶の一種「感覚記憶」について。

私たちの情報は目や耳などと言った感覚器官を通して入ってきます。感覚器官は入ってきた情報を活性化し、その興奮はしばらく残ります。これを感覚記憶と読んでいます。

よく教科書の角に絵を描いてパラパラめくった経験がある人もいると思うが、あれは感覚記憶の一種。
視覚記憶と呼ばれるものです。
あのパラパラの絵は一つ一つには動きがない。しかし、私たちの目には動いているように感じます。

これはひとつの絵の情報が視覚感覚記憶に残っている間に、次の絵の情報が入りこんでくるために実際には動きのない絵を脳が二つの絵が動いたように脳が解釈するためです。

このように視覚感覚記憶に保持されたイメージをアイコニックメモリーと言います。
これと同じように聴覚感覚記憶に保持されている音響をエコーイックメモリーと言います。

朝などの出掛けに、何気なくテレビから流れてきた音楽が一日中頭の中を駆け巡っていることがあります。あれも聴覚感覚記憶に音響が残り、これを意識することで脳が記憶として定着させようとするために起こります。

こうした情報は感覚記憶に一時的に残りますが、しばらくすると消えます。その情報が重要なものだと脳が判断した場合、次の段階へとその情報を送ります。

歌などをすぐに覚えてしまうように感覚記憶を使った記憶は、比較的容易に記憶しやすいが間違って覚えた時にもなかなか修正が効かないといった面もあります。