アダルトチルドレンとは、子供時代を子供として子供らしく過ごすことが出来ず、
そのまま大人になった人たちのことです。
両親や家庭環境によって子供時代を歪められて成長した人々です。
過剰な期待、過保護、過干渉、見捨て、無視、または精神的虐待、暴力(言葉による暴力も含む)などを受けて大人になると精神的な苦しみが現れます。
本来であれば、子供は無条件に愛される存在です。
しかし、親に愛されず、存在を否定され続けると自分の存在を感じないまま大人になります。
こういう家族の形態を機能不全家族といいます。

さて、大人になって慢性的な生きづらさを抱えているアダルトチルドレンですが、一体その苦しみの一番の原因は何でしょうか。
それは自分の人としての存在を否定され続けることで、自分ですら自分の存在を慢性的に感じられなくなります。そしてそれは自分が自分と繋がっていないこと感覚になります。
分かりややすく言うと、自分を愛せない(自己嫌悪)、自分を信じられない(自己信頼感欠如)他人も信じられない(人間、対人不信)または、自分がどう思われているかを気にして人の視線を恐れる(対人不安)などの状態が慢性的に続きます。
すべては、自分を信頼していないこと、自分を愛せないことからきています。
こういう状態は自分の安心感、自分の居場所を持てずにいます。
常に不安を抱え、孤独感を感じます。自分であって自分でない、そんな感じです。