SING A SONG! | いっそ、汁になりたい。

SING A SONG!

はい、僕です!

去年某日、僕は友人Kと共に
灘波の三角公園向かいにある
「トライアングル」というライブハウスに立っていた。
(多分、あってると思う)


ある日、いつも通り友人らと
ぶひゃひゃ!とアルコールを流し込んでいたら
「いそ汁、歌いたいやんな?」と
唐突な申し出を受けた。

僕は「?」マークを飛び散らせながら
「いきなり、なんスか!?カラオケですか?」

友人Kは「カラオケもいいがもっといい!」と
不敵な笑みを浮かべた。

僕は思った、
「こいつ、とうとう頭のネジがぶっとんだな」と

僕が目を細め訝しげに友人を見ていると

友人Kは事の真相を話し出した。
「実はな、歌のイベントがあって参加者を募集してんねん。
 そこでいそたかに白羽の矢が立ったと」
(このイベントの上位何組かが
 東京のイベントに立てるらしい)

僕「なるほど、一緒に出ようということですな、ブラザー」

友人K「そういうこと。どや?」

僕「・・出ましょう。あなたの頼みなら断れん!
  ギャランティの交渉は後ほど・・」

ここでガッシリ握手を交わし参加を表明した。

ちなみに歌がうまいという事は一切ない。
なんとなくノリで了解したのみだ!

僕「で、いつなんですか?」
友人K「確か1ヶ月後」
僕「場所は?」
友人K「う~ん、三角公園の近くやな」
僕「時間は?」
友人K「夕方やろ、多分」

・・くぅ、相変わらずアバウトだぜ。
さすが大物・・・

僕「取り合えず、歌う曲決めましょうか。」
友人K「それは決めてあんねん、デフテックの【My Way】」

そう、ヨコハマタイヤのCMで
使用されたあの名曲。
気持ちいい爽やかなメロディと
中身のある歌詞が魅力のあの曲だ。

僕「な、難易度高いっすね・・・」

ちなみにこの頃僕はサビしか知らない。

僕「取り合えず音源もらえますか?」
友人K「ない!」

「なんて厳しいお人だ・・・」
僕は涙を禁じえなかった。

その後の話で僕は主に日本語の方を
友人Kが英語の方を担当することに。

なんにしても音源なしではどうにもならないので
友人Sに頼み携帯電話で聞けるように
PCから携帯に音源を入れ込んでもらった。
本番2週間前に・・・

いったい僕はその前の2週間何をやっていたんだ・・・

さぁ、これから会社の行き帰りは
デフテック漬けだ。

そういや歌詞も忘れてた。
プリプリプリントアウッ!

「少しは二人合わせて練習しましょうよ」、という
僕の提案でスタジオに入ることに。

ばっちり練習不足を露呈。
特に英語の歌詞部分は難しいし。
焦る、僕ら。
しかし、練習後にきちんとアルコールを
摂取することは忘れない。
アホである。。

練習不足満開のまま本番当日。
さらに悪条件は続き、数日前から僕は
風邪を引いていて喉がベリーデンジャラスな状態だった。

超強力な喉薬を購入しがぶがぶ摂取する。
幾分、マシになっていた気がする。

僕らの出番は最後の方だったので
エントリー後、ぶらりと外へ出る。

そして何を思ったか友人Kは
「俺、ちょっと散髪してくるわ」

「なににに!?正気かい?」

すたこらさっさと灘波の街に消えていった。
しょうがないので僕は体調を少しでも整えようと
漫画喫茶で寝ることにした。

時間が迫ってきて僕は友人Kに電話をかける。
しかし出ない。。
「いったい何をやっているんだ。」
いろいろな意味で頭が痛くなる。

しばらくして
友人から電話アリ
「美容院、混みまくりでえらい待たされたわ!」と
逆切れをしている。
僕は「そりゃ予約してないからでしょ」と
冷静かつ的確に指摘してやった。

ダバダバと僕ら二人は会場まで急ぐ。
僕は薬が切れかけていたのでもう一度、
喉薬を体内に注入しておくことに。
走りながら飲もうとしたので
元気一杯むせてしまった事はご愛嬌。

いよいよ出番となり
僕らは精一杯「ボエ~」っと歌い上げた。
心配された喉もなんとか持ちこたえてくれた。
緊張で喉が渇いて違和感があったが
それも心地よく感じられた。
ステージはやはり気持ちがいい。

歌う前の挨拶で3分ぐらい喋り続け
スタッフに「早く歌え!」というジェスチャーを
何度となくされたことは内緒だ!

結局、他の参加者の歌は
ほとんど聞いていなかった(失礼な二人ですいません)が
運良く聞けた人たちは皆さん、うまかったですなぁ。

よく恥ずかしげもなく参加したと思います。
自分で自分を褒めてあげたい。