其の十九 今晩は 柴犬の五十六です。主人が叫んでます。剣道って格好良い!。 | 柴犬の五十六と五十六パパのブログ

其の十九 今晩は 柴犬の五十六です。主人が叫んでます。剣道って格好良い!。

いや~疲れました。主人に連れられた車内泊旅行。1,000kmですよ。殆ど下走りで(ETC持てない)。

で、当然私(柴犬の五十六)の難行苦行の話なのかと思いきや・・・。

主人だけ呑んだくれて二人で家に着き、主人がテレビを点けたと思ったら、食入る様に見てます。

んで、

「いけっ!そこだっ!」とか「いや~綺麗だ、格好良いっ!」とか叫んでます。

観てるのは、「スポーツ大陸」の「剣道:世界選手権」

実は、主人、剣道経験者。ハハハ。一応二段。

主人知らなかったみたいで、「ホエ~、剣道の世界選手権ってやってたんだ・・・」

尚且つ、日本は何年か前からトップでは無いみたい。

だけど途中から観たんで、よく解んない。

番組の主人公の高鍋さん、日本最速の「面:メン」打突技を持ちながら、世界選手権で敗北してから、変な癖が出てしまっている。勿論、主人のレベルとは懸絶した(超別次元って言う意味)レベルの話ですけど。

面を打たれそうになると、竹刀で防ごうとしてしまう。

所謂、「手が上がる」「竹刀が上がる」って奴です。

因みに主人の癖は決定的な「継ぎ足」。一気に前に打ち出さないといけないのに、足が小刻みに出てしまう。最初の一歩で、相手に

「こいつ打ってくるぞって」判らせてしまう。決定的に弱い原因。

閑話休題。主人の癖なんざどうでもいいですよネ。

んで、主人曰く、高鍋さんは気迫で前に出る剣道で、大活躍。

日本は王座に返り咲いた。それは良いんですが、私言ってやりました。

「何が言いたいの?。本質的に」って。

そしたら、主人は、

「いや~、剣道って美しい。正眼の構えから一気に面を打つ時の流れるような動き。」

「殆ど居ないけど、上段の構えから目にも止まらない速さで決められる、小手や胴。」

「これも絶滅危惧種だけど、二刀流の大太刀と、小太刀の使い分け。」

「テクニックや美しさだけではなく、残身(残芯)を重視する心」

因みに残心とは、決めたっ!と思っても相手が万が一後ろから返り太刀(反撃)を浴びせてきても対応できる心構えを身体で(姿で)表現すること。

いや~達人になると、「素振り:すぶりと読みます。そぶりでは有りません」すら超美しくて格好良い。

ものスゲェ~洗練されている。

これ観てて主人かなり昔、居合道のやつから、

「剣道って打突剣だから、真剣をベースの居合いにはかなわないっ」て言われて黙った。だけど、

「アホ、関係ないやんけ、居合いだったら人同士で真剣の試合できるンか?」

「試合通して、自分自身や技を磨けるのは剣道も居合いも一緒やろ」って自信回復。(ハハハ単純)


だけど~って、主人は複雑。

剣道が国際化されて、本来の「道」から外れて行くのが心配。「何キロ級剣道選手権」とか、「残芯なんか外国人には判らんから廃止」、「面が正面から何度ずれていたから、一本じゃなくて効果」とか。

因みに主人曰く

「今回、前回の優勝者の韓国が日本に敗れた原因は、

①剣道を単なるスポーツ競技と勘違いした。

②故にテクニックとパワーのみに頼った。

③結果として、日本の気合と駆け引きに負けた。例えば、鍔迫り合いで簡単に焦らされて、隙だらけ。

だそうです。

追記:昨晩書こうとして忘れてました。誤解を恐れず書かせてもらいます。

主人公の高鍋さんの韓国の対戦相手は新進気鋭の若手の方でした。

確かにパワーもあり、技も早かった。でも申し訳ありませんが、「ゲームとしての勝ち」にこだわり過ぎてました。

さらに大変申し訳ありませんが、言わせていただきます。

高鍋さんと鍔迫り合いの直後あなたは、お互いに間合いを取っている際、竹刀を落としましたね?。

私は一瞬、高鍋さんが、相手の竹刀を巻き上げたのかと思いました。これは、油断している相手に対し上級者が戒めの意味でたまに行います。手首のスナップで自分の竹刀を相手の竹刀に絡ませ、巻き上げ、取り落とさせる技です。

でも、高鍋さんは貴方と真剣に試合をしていましたし、あなたを強敵として精神的に遇していましたから、そんな事はしていませんでした。

そう、あなたは竹刀を試合中に取り落としたのです。あまりに勝負に拘り過ぎた結果、

焦って「刀」を落としたのです。

韓国チームの監督が何をインタビューで言おうと、お国で、剣道が韓国由来のスポーツであると主張しようが構いません。

でも、貴方達は「剣世界選手権」で試合をしていることを、肝に銘じてください。


でもね、って主人が、まだグダグダと・・・。

「いまの日本の人達って、剣道具や剣道着の腐った汗臭さなんか不潔だから嫌とかだから~。」

の方が勝っててさ、

「あの、会心の一本の気持ち良さ。形じゃないんだ、多少ずれてても、自分で一本取ったって判る」

あの快感なんて理解しないだろうナッて。

だったら、

「国際化で盛んになった方が良いか?」って。


ま、良いや。それとは別に、剣道、もう一回始めよう。

歳とってもできる「武道」だから。

因みに、いまの主人からは信じられない事ですが、自主的に学校以外の道場に出稽古してた事があった。その時指導してくださった80歳近い先輩に、「体の先」すら「触らせて」貰えなかった。

相手は、足を十数センチしか移動しないで体を捌いているだけ。必死に打ちかかる主人。だけど、竹刀の先でいい様に「あしらわれ(竹刀を割られる、切っ先を割られると言います)、ひたすら弄ばれるだけ。」悔しかったって。ハハハ。

今回私の写真すら無しです。追加アップするかも知れないのでたまにチェックしてねドキドキ