昨日の夜、ジムでの練習を終えバイクで帰路についた。
特に試合前の中村大介の練習に付き合ったため、疲労もあったのだろう。
雨の降る中、いつもの路地で一段とバイクのスピードはアップした。
この道はノラ猫がよく飛び出してくることはすっかり忘れていた・・・
一瞬、何か黒い物体がバイクの前に飛び出したのが分かった。
やばい、ドンピシャリ・・・
ノラ猫を完全に轢いてしまったが、僕も同時に空中に放り出された・・・
放物線をえがいて投げられ、10mは転がったようだ。
ゴロゴロ転がってヘルメットと洋服はズダズダ。
手から足まで全身打撲。
しかし骨折や脱臼・ねんざは一切なかった。
咄嗟に受け身をとっていたのだろう。
あまりの事態に人が「大丈夫ですか?」と駆け寄ってくる。
きっとよっぽどの大怪我でもしたのだと思ったのでしょう。
僕はムクリと立ち上がり、開口一番「ネコは大丈夫ですか?」と聞いた。
みんなは「おまえは大丈夫なのかよ?」と思ったでしょうね?
ネコは数秒バタバタしていましたが、やはり絶命しました(泣)
僕は格闘技をやっているので、やはり頑丈なのでしょう。
本当に全身打撲で済むのは奇跡としか言いようがありません。
それくらい吹っ飛びました。
でもネコよ、本当にごめんなさい。
一瞬、目があったよね。
飛び出したお前も悪いけれど、避けられなかった俺も悪い。
お前は死んで、俺は軽傷。
割が合わないかもしれないが、許してほしい。
そのうち、俺もそっちに行くから・・・
それまで昔に実家で飼っていた「チョチコ」と「ペチ」が相手してくれるだろう。
お前はこの世界ではノラだっただろうから・・・
俺がそっちに行ったら面倒見るよ。
それまで、しばらく待っておくれ。
本当にすまなかったな・・・