最近、スタッフによく話をすることがある。
それは「インプット」ばかりするのではなく「アウトプット」の力が必要だということだ。
インプットとアウトプットは脳の違う部分を使うから、「前者は得意だが後者は苦手」というのは良くある話だ。
現在はインターネットの時代だから特にインプットは得意な人が多いし、苦手な人でもある程度は勝手に鍛えられる。
われわれの業界は幅広い知識が求められるので、当然のことながら日々勉強しなくてはならない。
最先端の医療情報から民主党の代表選挙、はたまた西武ライオンズの石井一久がお立ち台で飼い犬の話をすることまで・・・
アンテナを常に張って「インプット」していかねばならない。
ただ・・・
これは最低ラインなのだ。
問題は、それを自分なりのフィルターにかけて咀嚼して、自分の言葉としてきちんと分かりやすく伝えられないといけないのだ。
東洋思想の安岡正篤氏によると、「知識」から自分の「見識」に変え、それが他人のお役に立てるレベルになると「胆識」となる。
ここの「アウトプット」のレベルが低いと質の高い仕事はできない。
「前にも言ったじゃないですか!」とか「そうお伝えしましたよね!」とか、こういうボタンの掛け違いが多くなるのだ。
「アウトプット」は練習しないと上手くならない。
うちのスタッフは患者さんに難しい説明が必要な時に突然ふられる。
用意が出来ていないと怒られる。
決して僕が楽をしようとしているわけでは・・・ない。
ブログもひとつのアウトプットの機会。
整骨院のトイレに張っている「スタッフ日記」もそうです。
「アウトプット」レベルを上げて、もっと皆さんに喜んでいただける整骨院を目指しています。