最近、職業柄よく考えることがある。
それは「健康って何なんだろう?」ってことである。
うちの患者さんにもよく言うのだが、健康診断や検査結果というのはあくまで「統計学的な基準値」にすぎないということだ。
例えば、糖尿病という怖い病気があるが、その基準になる血糖値なんてものは、昔はmg/dlで100~だったものが30年ほど前から110~になり現在では126~になってしまった。
コレステロールも日本では225を超えると高コレステロール血症とされるが、欧米では250~260である。
最近ではメタボの診断基準をめぐって日本の腹囲の厳しさが問題になったばかりだ。
健康とは決して「診断結果」によるものではないと思う。
毎年「健康診断」によって新たな病人が生まれていく。
本人の自覚が全くなくてもだ!
これは異常なルールだと思う。
今日の基準は10年後の非常識かもしれない!
日本の基準は世界の非常識かもしれない!
毎日、快適に目覚め、バリバリ仕事ができ、趣味やデートでワクワクし、ぐっすりと眠れる。
活力にみなぎり、一縷の不調も感じない。
これこそが自分の身体から感じる「本当の健康」であり、自分の身体に軸を置いた正しい健康の判断基準だと思う。
問題は自分の体から聞こえる「声」によ~く耳をすませること!
そして、その「耳」を常ににぶらせないことだと思う!
その為に「日頃の生活で何をするべきなのか?」
いそりん流の健康法をまたの機会にアップしたいと思う。
今日はここまで
追伸:「お前、痛風じゃねえかっ」というツッコミは御遠慮くだはい