昨日は、あまりにも前すぎて、彼を見るのに必死で、舞台全体を見られずにいたが、今日は17列目ということもあり、落ち着いて観劇できた目



昨日の最後に思い残し切符を車掌さんがばらまいてくれたとき、私の手のなかに飛んできた。

昨日はなにも考えられずにその切符を大事にもってホテルへと帰ったんだけど、今日二度めの観劇でじっくりと見て、この切符の意味を考えた。

この世に思いを残し死んでいくものから、託された思い残し切符を渡されたものは、切符の意味がわからなくてもこの世を生きていくものとして、精一杯生きていかなくてはいけないのだろう。

義務とか、役目ではなく、思い残し切符は、応援切符でもあるような気がする、だって優しい話だったもの、優しい優しい青年のはなし、電車に乗っている人達も、賢治のお父さんも優しかった。
優しいゆえに哀しい話。

東北の純粋で、一生懸命だけど、気がつけば、思うように生きていけず、悩み苦しんでいる青年が、そこにいた。



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