長野へ向かうバスの中
2つ前の若者達が
B系ファッションについてめちゃくちゃな会話をしているので、
道中長いし少し
HIPHOPの歴史の話をしまする
アーイェー!

青年A
「あっちの人はかっこよく着てればOKってざっくりしたところがあるからジャケットもジャージもさほどさかえ目が無くね?英語もほら、ざっくりだし気にしないと言うか」
青年B
「なるほどね~
」


違いますー



お金が無くて仕方なくなくジャージを上手く着こなしそれがストリート文化に浸透したんですー!
それを浸透させたキッカケになったのはRUNDMCで、
adidasがスポンサーについてメディアを通じて世に広がったんですが、
しかしこれ1番最初に
adidasを取り入れたのは
ブレイカーなら知ってると思いますが
実は「KEN・SWIFT」
それを「あれいーやん!」つってパクったんが
「RUNDMC」
だから元々ストリート文化に生きてたダンサーであるKENの影響がデカかったんです。
昔、大阪の打ち上げでKENとの交流の席があった時、こう言っていました
KENは貧しすぎてスニーカーを1足しか持ってませんでした

だから大切に履いて
スニーカーを傷つけないようにFootworkを練習した結果、あんなに綺麗で丁寧なStyleが完成したそうです

マニアックですが
KENの動きを見ていると
度々スニーカーを手でぬぐう仕草がFootworkに入っています、歴史が感じられて恐ろしくカッコイイです

そしてやたらとB系と言われる「B」とは、
BREAKの事
ここまでは知ってる人は
ある程度知ってると思いますが、
これを名付けたのは
「DJクールハーク」
妹の誕生日にPartyをしようと友人を沢山呼んだら部屋に入りきれなくて、
レイブ感覚でスピーカーを表の公園に出して
外でもPartyをやったこれが、ぞくに言う
「ブロックパーティー」と呼ばれるようになった始まりの鐘

そこで凄い動きで踊る少年達を見て、
彼らはイカれた動きをしている
イカれる→壊れる→BREAK
イカレタ少年
BREAK BOY
これが「BBOY」と呼ばれる始まり
yo!bboy
!


そしてその少年達は
曲の間奏部分
いわゆるブレイクタイムのシブい所を俺が!俺が!ととりあって踊っている所を見て、クールハークは
「こいつらはこの部分が好きなのか!」と思い
なんとかこの部分をもっと長く聞かせてあげたいと
改良されて作られたのが
ミキサー

これがMIXERの誕生

当時単体のプレーヤーで音楽をかけていたので針を途中であげて戻す訳にもいかず、一曲かけてはまた一曲だった所を
二つのプレーヤーを使って曲と曲をMixさせる





これがDiskJockey
略して「DJ」の誕生、
あわせて「二枚使い」の
誕生になった

クールハークは曲のブレイク部分を二つのプレーヤーとミキサーを使って繰り返しプレイすることで、
より長く少年達が踊れる時間を作り出した。
そしてブレイク部分に限らず、繋ぎ続ける限り曲がやむことはない



客が好みそうなナンバーを次々とプレイしてPartyは一層盛り上がりを見せた

クールハークの存在は
HIPHOP誕生に大きな進化をもたらした。
そんな彼は今入院中

まじで早く回復してほしいです





そして僕は長野についた
真面目な話になると
真面目になってしまう。
またヘンタイに戻ります
行ってきます
