取材や撮影の際、時折言われる言葉があります。
「カメラを向けられるのは久しぶりだわ」って。
ご自身のお気に入りの写真はありますか?
子供や孫が小さかった頃や、親戚の結婚式、特別な記念日など?
そういった写真は、他の誰かが主役のものでしょう。
長い年月を過ごしてきたけれど、きちんと写真に残していない事を分かっているのに。
私の人生も10年の間に大きく変わりました。
親も高齢になり、同時にコロナ禍で会えなくなった親戚もいます。
やっとその家族を訪ねた時、飾られている写真に違和感を覚えました。
「この人だったっけ?」
ぼやけていたり、眩しい顔をしていたり、実際よりも若々しかったり。
必ず「これしかなかった」と言われます。
きっとご本人も、これでは違うと思っているのでは。
私も写真家として、もっと撮れるチャンスが有ったのでは無いかと考え、
自信のある1枚でもあれば、毎回言い訳をしなくても良くなります。
年齢は個性であり、欠点ではありません。
その個性を生々と表現し写真に残し、その撮影している時間さえも特別な
楽しいイベントの時間になる様心掛け行て行きます。
新しい写真プロジェクト
「Platina Peace Photo(プラチナピースフォト)」を発足しました。