アサシン
暗殺者は英語でAssassin(アサシン)(またはassassinator)と言います。大麻の花が咲き始めるころ、花の先端部を採取して刻んだものが「マリファナ」で、樹脂を板や棒状に固めたものを「ハシシュ」といいます。assassinとは大麻から作った麻薬剤である「ハシシュ(Hashish)を飲むもの」という意味のアラビア語に由来しています。その昔、イスラム教徒は大麻(ハシッシ、マリファナ)を鎮痛、興奮、麻酔などの薬として利用していました。では薬のような大麻がなぜ暗殺者と関係があるのでしょうか。実は文字どうり、麻薬を飲んで暗殺者になった話があるのです。

11世紀末から13世紀後半は十字軍の中東遠征が盛んでした。今のイランの北部の4000m級の高山が連なる山中にイスラム教シーア派の一部の過激グループが潜んでいました。このグループはしばしば中東のキリスト教徒を襲い、暗殺のようなことをしていました。彼らの陣中は豪華で、宮殿があり、きれいな花園がありました。この楽園のような秘密の庭園を築いた頭領の老人が、山を下って村の屈強な若者にうまく言い寄り、大麻の入った麻薬を飲ませて陶酔させ、若者を山に連れてきてこの花園におき、美女などと遊ばせ、秘密の薬を調合して楽しませました。そして暗殺などの武力訓練も行ったのです。そのうえで老人は、若者にある暗殺に類するような使命を与え、「再び楽園に戻りたければその使命を達成せよ、失敗して殺されてもおまえは楽園に行ける」といって、目的を果たしていくというものでした。その狙う相手は十字軍や中東の王侯たちでした。秘密の麻薬を使って若者に幻覚や興奮をおこさせ、危険を恐れずに相手を殺す状態にさせ、命令を実行させたこと、これが大麻を吸う者=ハッシシュ(Hashish)が暗殺者assassinの由来になりました。

この伝説はアラビア民話の一つと考えられ、それがヨーロッパに伝えられたのもです。13世紀初期のヨーロッパの文献にも載っています。 十字軍から「山の老人」と呼ばれたラシード・ウッディーン・スィナーンという人との関連があると言われ、これが「山の老人」伝説となり、さらに十字軍によって伝えられた暗殺教団の話とも融合していきます。このようにして、秘密の花園をもつ過激教団とその頭領「山の老人」、若者の歓楽体験と暗殺鍛錬、十字軍や王侯など要人暗殺の命令、といったことが次第に現在よく知られる話の形になるのです。

マルコ・ポーロもこの話を「山の老人」伝説として伝えています。「山の老人」とはマルコポーロの「東方見聞録」(1,298年)に出てきます。ペルシアのある山中に秘密の花園を持つ老人の話で、老人は大麻で若者をさそい、「これをもう一度吸いたかったら使命(暗殺など謀略)を果たせ」と若者をそそのかしたといわれます。

マルコポーロの往復ルート:ここのどこかで山の老人の話を聞いたのでしょうか?

彼らは何回も敵の包囲攻撃を受けるが持ちこたえました。しかし1257年モンゴル軍によって壊滅的な打撃を受け、頭領も殺されたがペルシャ、インドなどへ残党が逃れたともいわれ、中東からインドにかけての一部では、現在もこの系統の信者は存在しているらしい。

http://blogs.dion.ne.jp/yonesama/archives/10110746.html

同義に assassinator(暗殺者) 、暗殺行為そのものを指す assassination 、動詞形に assassinate(暗殺する) などがある。また assassin bug とは吸血昆虫のことです。 assassinbot は、assassin と robbot の合成語で、SF に出てくる暗殺ロボット